海外ホラー小説おすすめ14選&読書家500人の人気ランキング

怖くて手に汗握るホラー要素があり、かつ日本にはない世界観を持った海外のホラー小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、ホラー好きが実際に読んでおすすめできる海外のホラー小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、ホラー好き500人が選ぶ海外のおすすめホラー小説14選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの海外ホラー小説人気ランキング

おすすめの海外ホラー小説ランキング

まずは、おすすめの海外ホラー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの海外ホラー小説』によると、1位は『呪われた町(137票)』、2位は『ずっとお城で暮らしてる(70票)』、3位は『ダレン・シャン(63票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの海外ホラー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/137人がおすすめ

【1位】呪われた町

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 スティーヴン・キング
出版社 集英社
発売日 1983年5月20日
価格

町全体がじわじわと恐怖に蝕まれていく、嫌な気配の描き方が秀逸

スティーヴン・キングの『呪われた町』を読んだきっかけは、アニメ化もされた小野不由美の『屍鬼』が、『呪われた町』の影響を受けていると知ったからです。

どちらも吸血鬼が人を襲う話なのですが、当然、そんな非科学的な存在を町の人々が信じるわけもなく、その間にも一人また一人と失踪、不可解な死が続き、恐怖がじわじわと広がっていきます。

その一つ一つの事件が全て繋がり、元凶がわかっていく過程が怖くもあり、でも続きが気になってどんどん読み進められます。

見事な伏線回収が好きな方にもおすすめです。

karankaranさん/30代/女性


救いのない重い絶望感が好きな方には、是非ともお勧め!

スティーヴン・キングのホラーはよく映画化されていますが、こちらの呪われた町も1971年に映画化されています。古く歴史のある作品ですが、今読んでもなお恐怖を感じさせてくれます。

吸血鬼による町の崩壊を描いているので、海外小説によくあるように登場人物は多いのですが、多いからこそ迫真のリアリティがあると思っています。

序盤から中盤あたりまでは謎が多く、ミステリー要素が強いのですが、終盤に向かうにつれて謎の正体が明らかになって絶望感でいっぱいになります。

スティーヴン・キング特有の、救いのない重い絶望感が好きな方には、是非ともお勧めしたいです。

Lily_Londonさん/20代/女性

500人中/70人がおすすめ

【2位】ずっとお城で暮らしてる

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 シャーリィ ジャクスン
出版社 東京創元社
発売日 2007年8月25日
価格 726円

童話のような独特な世界観と、そこに潜む恐怖に引き込まれる

『ずっとお城で暮らしてる』がおすすめです!

タイトルからすると、少し童話のようなホラーかなと思いますが、騙されました!かなり独特な世界観に引き込まれていきます。

普通のホラーに飽きてしまった方、ぜひ見てほしいです。息詰まりそうなほど、恐怖でいっぱいになりますよ。

milkyway70さん/20代/女性


きれいで美しい世界に残酷な狂気が入り混じって、人間の怖さを感じる

平和そうなタイトルや、表紙のきれいさからは想像できない怖さを感じられます。

人間の怖さ、残酷さによって、どんどん狂って壊れていく主人公たち。いつから狂っていたのか、きれいで美しい世界に残酷な狂気が入り混じっています。

謎も多く意味深な場面もあるものの、物語は一気に駆け抜けていき、いつの間にか見入ってしまっている自分がいます。

怖くも繊細な世界にハマる作品です。

tanatakuさん/20代/男性

500人中/63人がおすすめ

【3位】ダレン・シャン

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 ダレン・シャン
出版社 小学館
発売日 2006年7月15日
価格 726円

過酷な運命を背負った主人公に目が離せない

私のおすすめは「ダレン・シャン」です。中学生の時に学校の図書館で読みました。

人間であったダレンが吸血鬼の才能を見込まれ、親友を助けるために吸血鬼となり、過酷な運命に立ち向かう物語です。

大切な人を失ったときや、登場人物とのすれ違いによる主人公の心情や戦闘描写がとてもリアルに描かれているため、どんどん引き込まれてページをめくる手が止まりません。

aaaki.25さん/20代/女性

500人中/46人がおすすめ

【4位】ペット・セマタリー

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 スティーヴン キング
出版社 文藝春秋
発売日 1989年8月17日
価格 880円

止まらない恐怖と家族への愛に引き込まれる

「ペット・セメタリー」と書かれてしまうことも多いですが、正しくは「ペット・セマタリー」です。ホラーの名手、スティーブン・キングの傑作で、映画化もされています。

不気味なペットのお墓と、その奥に潜むさらなる恐怖を描く、死者の蘇りがテーマのホラー小説。

家族への愛ゆえに、禁断の域に足を踏み入れてしまう人間の転落を描きます。

先が気になり、ページをめくる手が止まりません!

sanaedodonさん/40代/女性


怖いけど、主人公の気持ちが痛いほどわかるので悲しい

車の通りの多い家に引っ越してしまったせいで、息子を亡くしてしまった主人公。裏山にある「死んだものを生き返らせるお墓」に息子を埋めて、陰惨な事態が起こるという話です。

確かにホラーというだけあって怖いのですが、主人公の息子への愛情も亡くした後悔も分かるから、読んでいて悲しくなってきます。

スティーブン・キングのなかでも代表作なのでおすすめです。

いぬねことりさん/30代/女性

500人中/40人がおすすめ

【5位】シャイニング

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 スティーヴン キング
出版社 文藝春秋; 新装版
発売日 2008年8月5日
価格 1,012円

閉塞感と迫りくる恐怖がキツイが、父子の絆にもらい泣きしてしまう

冬の間、雪に閉ざされたホテルの管理人を務める一家の話です。

ホテルの怪異が迫ってきても、どこにも逃げ場がありません。特に、くり返される「レッドラム」の恐怖は神経に障ります。

最後に父親は無残なことになるのですが、その寸前で息子に向かって言う「忘れないでくれ、パパがどれだけお前を愛していたかを」という言葉がとても印象的です。

ホラー小説であると同時に、父と息子の物語でもあるのです。

恐怖とともに、もらい泣きしてしまう、他に類を見ない小説だと思います。

pengxuelaoさん/50代/男性

500人中/30人がおすすめ

【6位】ミスト 短編傑作選

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 Stephen King
出版社 文藝春秋
発売日 2018年5月10日
価格 946円

ラストが衝撃で余韻が強い

霧の中から現れる怪物に立ち向かう人間の話。霧の中から何が来るのか分からない恐怖と、徐々に壊れていく人間達の心理描写がとても怖いです。

しかし、主人公が下した決断や結末を見て、本当に正しいことをしたのか?人間らしく生きるとは?彼の家族関係も含め、絆とは?友情とは?というところまで考えさせられる話でした。

ぜひ、ホラーに飢えている人には読んで欲しいと思います。

noanori0812さん/20代/女性


ホラー文学ならではの表現を楽しめる

「ミスト 短編傑作選」は、スティーヴン・キング の世界観を楽しむのにうってつけの作品集。

メインに据えられる「霧」は映画「ミスト」の原作と言えば、分かる方も多いでしょうか。ホラーゲームシリーズ、「サイレントヒル」の元にもなっている中編小説です。

ラストは映画とは異なりますが、ミストほどの衝撃的展開は期待せず、ホラー文学ならではの表現を楽しむ方がよろしいです。

そして、それぞれ毛色の異なる4つの短編も共に収録されています。SFチックなものから、復讐に身を焦がすもの、変容する人間関係の描写に至るまで、その幅広さには充足感を覚える事と思います。

chibikamesanさん/20代/男性

500人中/28人がおすすめ

【7位】羊たちの沈黙

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 トマス ハリス
出版社 新潮社
発売日 1989年9月1日
価格

殺人鬼の博士の異常性が読む者をひきつける

映画化されてヒットした「羊たちの沈黙」の原作小説です。映画はかなり原作を踏襲していますが、やはり本当の怖さ・深さは、圧倒的に原作のほうが上です。

FBI訓練生のクラリスと、収監中の殺人鬼のレクター博士が、協力して連続殺人犯を推理する、というお話です。

レクター博士のキャラクターが秀逸で、わたしなどは、読むうちに、いつしか自分がレクター博士になったような快感を覚えたものです。

恐怖要素とミステリ要素を含む、読み応えのあるエンタメ作品であることは間違いありません。

pengxuelaoさん/50代/男性

500人中/21人がおすすめ

【8位】神を見た犬

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 ディーノ ブッツァーティ
出版社 光文社
発売日 2007年4月12日
価格 836円

独特で繊細な人物描写がクセになる

「神を見た犬」がおすすめです!

謎の犬との恐怖の物語なのですが、この幻想的な雰囲気に引き込まれてしまいます。

主人公はごく普通の人々なのですが、そんな人の生きざまを、英雄的に、時に悲劇として、描き出している一冊です。

独特で繊細なホラー小説で、クセになりそうです。

milkyway70さん/20代/女性

500人中/20人がおすすめ

【9位】ローズマリーの赤ちゃん

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 アイラ・レヴィン
出版社 早川書房
発売日 1972年1月1日
価格

単なるマタニティブルーではない妊娠の恐怖に背筋が凍る

もうホラーの古典といってよいのではないか、という作品です。

ローズマリーという女性が妊娠しますが、もしかしたらおなかにいるのは「とんでもないもの」かもしれない、と恐れます。周囲はそれを、単なるマタニティブルーとして片付けようとします。

実際に「とんでもないもの」を妊娠したという恐怖と、マタニティブルーで済まされて、誰にも助けてもらえない恐怖が、ダブルでヒロインを襲います。

テーマからして当然ですが、男性よりも女性のほうが、より大きな恐怖を感じることでしょう。

pengxuelaoさん/50代/男性


得体の知れない恐怖にふるえる!

個人的には海外のホラー小説だと『ローズマリーの赤ちゃん』が震えるほど怖くてオススメです!

得体の知れない、不気味な感じな恐怖なので、ゾッとする怖さが好きな方には特にハマると思います。

ローズマリーに感情移入することができ、引き込まれていきます。

読んだら途中、鳥肌が立つのがわかるくらい恐ろしい小説でした。

milkyway70さん/20代/女性

海外らしさのあるホラーに怖さ倍増!

「ローズマリーの赤ちゃん」は、作品を読んだことがない人でも名前くらいは知っている人も多いのではないでしょうか。

「悪魔崇拝」という、日本には馴染みのないホラーだからこそ、日本人には新鮮でより怖さが増します。

この作品を読んでいると、主人公に引き込まれ、自分自身も現実と妄想の間にいるような錯覚に陥ります。

海外ホラー小説を読みたい人は、絶対に1回は読んだ方がいい至極のホラー小説です!

tanatakuさん/20代/男性

500人中/15人がおすすめ

【10位】ジーキル博士とハイド氏

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • ホラー要素 :
著者 スティーヴンソン
出版社 新潮社; 改版
発売日 1967年3月2日
価格

人間的なホラーが好きな方オススメ

個人的には海外のホラー小説だと、『ジーキル博士とハイド氏』は一気に読めておすすめです!

二重人格をテーマにしたストーリーなのですが、現実的でとてもリアルなホラーになっています。

途中からゾクゾクしてきて、少し重くなってきますが、サクッと読み進められるような小説です。

人間的なホラーが好きな方にはぜひ読んでほしい一冊です。

milkyway70さん/20代/女性