海外推理小説のおすすめ27選&読書家500人の人気ランキング

編集部おすすめ:おすすめの海外推理小説17選

編集部おすすめのおすすめの海外推理小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめの海外推理小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめの海外推理小説17選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

オペラ座の怪人

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 ガストン ルルー
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎2000/2/25
価格 836円

ホラーサスペンスとミステリー、悲恋が合わさったとても読み応えのある作品

1880年代、華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していました。

その事件に関与する“オペラ座の怪人”は、歌姫クリスティーヌに恋をします。クリスティーヌは怪人に惹かれると共に恐怖するようになっていきます。

そして、クリスティーヌに恋するラウルは、怪人の手によって事件に巻き込まれていき、物語は衝撃の結末を迎えます。

ホラーサスペンスとミステリー、悲恋が合わさったとても読み応えのある作品で、不朽の名作と言えます!

南秋良さん/20代/女性

ポケットにライ麦を

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アガサ・クリスティー
出版社 ‎早川書房
発売日 ‎2003/11/11
価格

ミス・マープルが激しく怒り、復讐を兼ねて事件の解決に挑む姿が珍しく、引き込まれる

アガサ・クリスティの作品で、60年ほど前なのですが、人物描写や犯人の手口など、色あせることはありません。

どこにでもいる感じのミス・マープルですが、かわいがっていたメイドが殺されたことに憤慨して、解決に挑みます。

犯人の正体がわかった後に、被害者との行動を振り返ると物悲しいです。

mariさん/40代/女性

バスカヴィル家の犬

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 コナン・ドイル
出版社 ‎新潮社; 改版
発売日 ‎1954/5/12
価格 605円

ホームズ初心者が興味を持って読める内容と、適度なボリュームがおすすめポイント

映画化もされています。シャーロック・ホームズとワトソンが活躍する作品で、密室トリックが面白いです。

古典的な作品ですが、これから海外の推理小説を読む方が興味を持って読める内容と、適度なボリュームがおすすめのポイントになります。

子供の時に読んで、今でも面白いと思える作品の一つです。

lunaartemis_18f1さん/50代/女性

パディントン発4時50分

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アガサ クリスティー
出版社 ‎早川書房
発売日 ‎2003/10/1
価格 946円

老嬢マープルが披露する、切れ味鋭い推理が魅力

アガサ・クリスティの生み出したもう1人の名探偵、ミス・マープルものです。

殺人を見たという知人女性の話を聞いたものの、それらしい事件も死体も見当たりません。

そこでミス・マープルは自身の仮説をもとに、怪しいと感じた御屋敷に家政婦を派遣しますが、そこで次々と殺人事件が起こります。

セント・メアリ・ミード村で静かに暮らす老婆が披露する、切れ味鋭い推理とのギャップも魅力の1つです!

MioMickさん/40代/女性

ありふれた祈り

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 ウィリアム・ケント・クルーガー
出版社 ‎早川書房
発売日 ‎2016/11/9
価格 1,166円

一つ一つのシーンが頭の中に浮かび、まるで映画を見ているような感覚を味わえる

ミステリー小説といえども、細かい描写によりアメリカの片田舎の風景や登場人物のシーンが自然と頭に浮かんできます。

殺人事件という悲しみの中にも、兄弟愛を感じさせ、救いがあると感じられる物語でした。

読み終わった後に、映画を見たような気持ちになり、誰かにすすめたくなる小説です。

newyorkeyさん/40代/女性

火刑法廷

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 ジョン・ディクスン・カー
出版社 ‎早川書房; 新訳版
発売日 ‎2011/8/25
価格 1,078円

推理とオカルトを見事に両立した贅沢な1作

海外ミステリのおすすめは「火刑法廷」です。ミステリの大家、ジョン・ディクスン・カーの代表作。

「魔術や魔女といった、海外のオカルトをたっぷり散りばめた上で、見事に解き明かされていく謎」と思わせておいて…という、ラストの大どんでん返しまで味わえるフルコースのような作品です。

こういうタイプの小説は、オチを知ってしまうと中々再読しないこともあるのですが、この作品はとにかく全体を覆うオカルティックな雰囲気が素晴らしく、何度でも読み返したくなります。

実際、日本でも、度々新訳や新装版が発売され、根強い人気。読み返す度に、古典でありながらも未だに人気を保っていることが納得できる作品です。

kappadoさん/40代/女性

恐怖の谷

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 コナン・ドイル
出版社 ‎新潮社; 改版
発売日 ‎1953/8/7
価格

アメリカ労働者の過酷な労働環境の描写が素晴らしく、そこから這い上がって生き延びていく男性の物語は圧巻

ある男性のアメリカでの半生が、エキサイティングな展開でとても面白く描かれています。

その男性がイギリスにたどり着いてからの事件を、シャーロック・ホームズが解明していくのですが、その推理展開もさることながら、当時のアメリカの過酷な労働環境で生き延びるために、知恵や勇気やリーダーシップを駆使していくその様子が、大河ドラマを見ているようで、とても面白かったです。

勿論、純愛話も出てきます。ドラマ化されたら、絶対に観たいです。

platanus_43afさん/50代/女性

シャーロック・ホームズの回想

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アーサー・コナン・ドイル
出版社 ‎光文社
発売日 ‎2006/4/12
価格 880円

一作一作がとても読み切りやすい長さで、推理にも物語にも没入しやすい

短編集なので一作一作がとても読み切りやすい長さで、推理にも物語にも没入しやすい作品でした。

私のお薦めは、とても衝撃的で喪失感のあった「最後の事件」というお話です。有名作なので、なんとなく結末を知っている方も多いのではないでしょうか。

また次作の「シャーロックホームズの帰還」という作品で、シャーロックの当時の行動も知ることができます。

シリーズなので、全てを手に入れて読破するのは少々大変かもしれませんが、とても面白くどんどん読める作品なので、ぜひ読んでみてほしいです。

Ri.onさん/20代/女性

赤毛のレドメイン家

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 イーデン・フィルポッツ
出版社 ‎東京創元社
発売日 ‎1970/10/24
価格

ドラマチックな展開で、失速することなく最後まで読み進められる

おそらく海外古典ミステリーの中で、最高傑作の一つではないでしょうか。

シチュエーションや語り口もさることながら、ワクワクドキドキの展開です。

中盤以降、読者は犯人に気がつくかもしれません。ただディテールや全体的な構成もしっかりしていますので、失速することなく最後まで読み進められます。

人物のエキセントリックさも魅力的です。興奮すること請け合いでしょう。

viridian60さん/50代/男性

ガール・オン・ザ・トレイン

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 ポーラ・ホーキンズ
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2015/10/15
価格 1,792円

車窓から眺めていただけのはすが、想像を超えてまさかの展開に!

映画にもなっていますが、小説の方がよりハラハラドキドキしておススメです。

登場人物は多くはないのですが、女性の被害者と主人公である目撃者、2人ともそれぞれの過去があり、考えさせられるものがありました。

後半にかけてスリラー的な要素が強くなり、結末がなかなか読めず最後まで一気に読みたくなると思います。

イギリスの電車にも乗ってみたくなりました。

newyorkeyさん/40代/女性

噂 殺人者のひそむ町

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 レスリー・カラ
出版社 ‎集英社
発売日 ‎2020/8/20
価格 1,155円

どんでん返しが終わったと思ったら、再度ひっくり返るところに度肝を抜かれる

書評家の人が紹介されていたので読んでみました。

主人公が住んでいる町に、どうやら世間で以前話題になった殺人者が住んでいるらしいという噂が立ちます。それにより人々は疑心暗鬼になり、疑われた人の店が壊されたり、脅迫状が届いたりします。

クライマックスに近づくにつれ、どんどん犯人に近づき、主人公の子供に危険が迫るのですが、リズムよく話が進み、どんどん話に引き込まれます。

また、どんでん返しが終わったと思ったら、また最後にひっくり返るところに度肝を抜かれます!

ytaniwakiさん/50代/女性

ドラゴン・ヴォランの部屋

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 J・S・レ・ファニュ
出版社 ‎東京創元社
発売日 ‎2017/1/21
価格 1,100円

一度読めばすぐに謎に絡め取られて、引き返すことはできなくなる

レ・ファニュは伝奇小説の巨匠と呼ばれていますが、この「ドラゴン・ヴォランの部屋」は実に見事な推理もの、サスペンス小説となっています。ホラーの要素は薄く、内容はしっかりと謎に満ちています。

パリを訪れた主人公が、旅の道中である美女と出会ったことがきっかけで、奇妙な事件に巻き込まれていくことになるのです。一度読めばすぐに謎に絡め取られて、引き返すことはできなくなると思います。

華やかな仮面舞踏会にて交わされる会話のシーンなどは、特に読んでその雰囲気を味わって頂きたい大好きな場面です。

また、すべての謎が明かされたとき、この物語に抱いていたイメージはすべて破壊されるのでないかと思います。綺麗なものは何一つとして残らず、醜いものが転がっているだけ。読む前と読んだ後では、そのくらいお話の雰囲気がガラリと変わる小説です。

すべてを知った後にもう一度読むと、今度はなんだか笑い話のようにも捉えられるので、面白い作品だと思います。

murotaさん/20代/女性

エジンバラの古い柩

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アランナ・ナイト
出版社 ‎東京創元社
発売日 ‎2012/7/21
価格

情景描写が緻密で分かりやすく、最後のどんでん返しが素晴らしい!

イギリス好きという方、エジンバラに旅したことがあるという方には、特にお薦めしたい一冊です!情景描写が緻密で分かりやすく、まるでエジンバラにいるかのような錯覚を起こしてしまいます。

『ハリー・ポッター』シリーズに登場するホグワーツ城のモデルにもなったと言われるエジンバラ城で事件は起こるのですが、そこに封印されていた秘密は実はイギリス史を根底から覆しかねない秘密であったということがわかっていきます。

ミステリーそのものは歴史とウィットが良い具合に絡まり、謎解きが実に面白くできています。最後の最後にどんでん返しが待っており、とんでもないことが判明するので、あまりにもその衝撃が大きく、読み終わってから1週間ぐらい興奮していたほどです。(笑)

アランナ・ナイトさんの作品は日本ではあまり知られていないので、是非手に取って読んでもらいたい作品です!

Y.Navickieneさん/30代/女性

猫たちの聖夜

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アキフ ピリンチ
出版社 ‎早川書房
発売日 ‎1997/11/1
価格

被害者も探偵役も相棒もみんな猫なので、いつもと違うミステリー体験を楽しめる

トルコ出身ドイツ育ちの作者アキフ・ピリンチによる、猫たちの世界の猫の事件を猫の視点で捉えたミステリーです。

飼い主のグスタフと共に古いアパートに引っ越してきた雄猫のフランシスは、引越し早々に猫殺しの事件に遭遇します。

初めての場所で初めて出会う猫たちと新たな縄張りに慣れる間もなく、フランシスはアパートで出会ったボロボロの猫・青髭と、事件の真相を解明すべく奔走します。

猫社会を中心にした猫目線で描かれるストーリーは斬新で、きっといつもと違うミステリー体験をもたらしてくれます。

summer_89さん/30代/女性

クッキング・ママの事件簿

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 ダイアン・デヴィッドソン
出版社 ‎集英社
発売日 ‎1995/11/17
価格

ゴルディの悲しみや苦悩に感情移入しながら読み進められ、最後は一緒にスッキリできる

クッキング・ママシリーズは、シングルマザーのゴルディがケータリングの仕事をしながら殺人事件を解決していくお話で、事件解決とおいしそうな料理が持ち味です。

ゴルディの周りで、なんでこんなに殺人事件が起こるの?と突っ込みたくなるくらい彼女はよく事件に遭遇します。

ゴルディ本人もそう思っているようですが、彼女の親しい人などが犠牲になったり、犯人だったりするので、ゴルディの悲しみや苦悩に感情移入しながら読み進めることができます。

そして、最後はゴルディと一緒にスッキリできる小説です。

haha30さん/40代/女性

二十四羽の黒ツグミ

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 アガサ・クリスティ
出版社 ‎東京創元社
発売日 ‎1992/1/1
価格

ポアロの灰色の脳細胞が冴え渡る

名探偵ポアロの灰色の脳細胞が冴え渡る作品です。

ポアロがかかりつけの歯科医と食事をしていると、顔なじみのウェートレスが「常連の画家の様子がおかしい」という話をします。彼は決まった曜日に指定の席に着くのですが、別の曜日に訪れた彼は、いつも頼むメニューではなく、普段避けていたものを口にしていたと言うのです。

興味を持つポワロですが、翌日、件の画家が階段から転落死しているところを発見されます。さらに、浮かび上がる容疑者達は、いずれも彼の遺産を手にして得をする者ばかり。

果たしてポワロは真実をあぶりだせるでしょうか。マザーグースを引用した名作です。

mariさん/40代/女性

引退した絵具屋のなぞ

  • 物語の満足度 :
  • 読みやすさ  :
  • 推理要素の良さ:
著者 コナン ドイル
出版社 ‎岩崎書店; 新装版
発売日 ‎2011/2/23
価格 1,650円

犯人の自信が感じられる作品で、ホームズの問いが印象深い

敏腕経営者だったアンバリー翁は、引退して家を買いました。その後、20歳も年下の若い妻と結婚し、絵にかいたような幸せを手に入れたはずなのですが、ほどなくしてホームズの元へ相談に訪れます。

なんと妻が愛人と駆け落ちし、現金や証券も持ち出したとのこと。調査を始めるホームズですが・・・。

本作は犯人の自信が感じられる作品です。「自分を死に追いやった人間が外で自分をあざ笑っている。あなたならどうする?」というホームズの問いが印象深いです。

mariさん/40代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめの海外推理小説では、1位は『そして誰もいなくなった』、2位は『検屍官』、3位は『オリエント急行の殺人』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶおすすめの海外推理小説27選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月28日~06月12日
回答者数:500人