編集部おすすめ：料理がテーマのおすすめ小説18選
ここまでは、読書家500人が選ぶ料理がテーマのおすすめ小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ料理がテーマのおすすめ小説18選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ！
居酒屋ぼったくり
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 秋川 滝美 |
|---|---|
| 出版社: | アルファポリス |
| 発売日: | 2014/5/1 |
| 価格: |
あらすじ
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
引用元:Amazon
料理と昔ながらの人情が描かれたあったかいストーリーが心地よい
舞台は両親を早くに無くした姉妹が営む居酒屋「ぼったくり」。名前は物騒ですが、一つ一つ手作りの料理でおもてなしをしてくれるあたたかい店です。
常連さんは皆その街の商店街の人達で、経験豊富な方々や若い方々もやってきます。
登場するのはよく居酒屋で提供される料理なのですが、不思議と食欲がそそられ、食べてみたいと思わされるモノばかり。
さらに、常連さん達の日常に起こる悩み事を一緒に解決したり、お酒や料理を楽しんだりする、人情が詰まったお店なんです。
まるで彼らと一緒に過ごしているかのようなゆったりとした時間が心地よいです。
sail-historyさん/30代/女性
侠飯シリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 福澤 徹三 |
|---|---|
| 出版社: | 文藝春秋 |
| 発売日: | 2014/12/4 |
| 価格: |
あらすじ
グルメ×任侠!! 書き下ろし小説!
就職活動中の大学生が暮らす6畳のワンルームに転がり込んできたヤクザは、妙に「食」にウルサイ男だった! 異色グルメ小説。
就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。居候の柳刃はお取寄せが趣味でキッチンを占領しては料理を作り、恐怖と美味に混乱する良太。そこに同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ! まったく新しい任侠×グルメの異色料理小説。文庫書き下ろし作品。引用元:Amazon
義理人情に熱い漢が活躍し、読後はさわやかな気持ちになる
就職活動中の良太は、ひょんなことからヤクザの組長である柳刃を匿うことになりました。柳刃は料理がうまく、有り合わせの食材でおいしい食事を作り、良太を驚かせます。
やがて良太は、柳刃からご飯の炊き方や味噌汁の作り方など、料理の基礎を教えてもらうことに。
柳刃は義理人情に熱い漢で、読後はスッキリとした気持ちになれました。
人生を決める大事な時に、柳刃のような男に出会えた良太は幸せです。勉強よりも大切な物を教えてもらえたんじゃないかな。
焦がしキャラメルさん/30代/女性
真夜中のパン屋さんシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 大沼 紀子 |
|---|---|
| 出版社: | ポプラ社 |
| 発売日: | 2011/6/3 |
| 価格: |
あらすじ
都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
引用元:Amazon
とても美味しそうなパンの描写と、人々の心の機微に感動を得られる
主人公は女子高校生の希実。彼女は親戚をたらい回しにされる生活を続け、学校では居場所がありません。
そんな荒んだ希実が、暮林という男が経営するパン屋に転がり込むことから物語が始まります。
彼女を始め、人生に悩める人々が、パンの美味しさに感動し、生きる喜びを取り戻していきます。
とても美味しそうなパンの描写と、人々の心の機微に感動を得られる、最高の物語となっています。
Yuzu31さん/20代/女性
食堂のおばちゃんシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 山口 恵以子 |
|---|---|
| 出版社: | 角川春樹事務所 |
| 発売日: | 2016/12/1 |
| 価格: |
あらすじ
焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴…。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説(著者によるレシピ付き)。
引用元:Amazon
食で繋がる人間模様があたたかく癒される
東京の中央区佃で洋食屋を営んでいた一子は、夫を病気で亡くし、息子とその妻の二三と共に、新たに「はじめ食堂」を始めます。
息子にも先立たれてしまいますが、一子と二三はたくさんの常連のお客様のために、仲良く昼間には食堂を、夕方からは居酒屋さんを切り盛りしています。
シリーズものになっていて物語は繋がっているのですが、1話構成になっているので読みやすいです。
随所に嫁姑の絆や、お客様を思いやる気遣いが溢れていて、読んでいるとあたたかな気持ちになります。
29tarinさん/30代/女性
傭兵団の料理番シリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 四季 童子 |
|---|---|
| 出版社: | 主婦の友社 |
| 発売日: | 2016/10/31 |
| 価格: |
楽しく読め、料理の持つ力を感じられる
ひょんなことから異世界に迷いこんだ料理人のシュリ。武力も魔力も体力も持たない人間が、料理を通して傭兵団の人々を元気付け、迷いを払い、傭兵団自体を勝利に導いて行きます。それだけでなく、料理で各国の人々のことも繋いで行くお話です。
この小説は、いわゆる「なろう系」ですが、主人公はお料理スキルと想像力に優れている普通の人間という点で、毛色が異なります。
また、主人公視点、回りの人間視点と別れており、面白さが感じられます。
各話前後編となっており、連続で読みやすいので、普通のグルメ小説に飽きた方には特にオススメな作品です。
kotokami88さん/40代/女性
マカン・マランシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 古内 一絵 |
|---|---|
| 出版社: | 中央公論新社 |
| 発売日: | 2015/11/21 |
| 価格: |
こんなお店があったら通ってしまう！
古内一絵さんのマカン・マランシリーズはどれも美味しそうな食事が出てきますし、登場人物が個性的で愉快で、読んでいてほっこりするようなお話になっています。
店主のシャールさんのおいしい夜食が、疲れた体や心に染みます。「こんなお店があったら通いたい・・・」そう心から思いますよ(笑)
どの夜食も魅力的で、読みながら「どんな味がするんだろう」と想像するのも楽しいです。
aiuoさん/30代/女性
まぼろしのパン屋
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 松宮 宏 |
|---|---|
| 出版社: | 徳間書店 |
| 発売日: | 2015/9/4 |
| 価格: |
あらすじ
朝から妻に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まった。そんなある日、見知らぬ老女にパンをもらったことから人生が動き出し…。他、神戸の焼肉、姫路おでんなど食べ物をめぐる、ちょっと不思議な物語三篇。
引用元:Amazon
人生における仕事の在り方について考えさせられる
ある大企業に勤める年配のサラリーマンの生活や仕事が忠実に書かれています。専門用語が少し難しかったり、読んでいて暗い気持ちになったりする場面もあります。
しかし、ある日電車で出会ったおばあさんに出来立てのパンをもらったことが、主人公の運命や将来を変えていきます。
もちろん、やさしい味がするであろうおばあさんのパンや主人公の妻が趣味で作るパンの描写にも惹かれますが、それ以上に仕事に翻弄される都会のサラリーマンの生き方や、人生における仕事の在り方について考えさせられる作品です。
自分は何が好きで、この先何をして生きていきたいのかをしみじみ考えさせられました。
annalondonさん/30代/女性
小説 孤独のグルメ 望郷編
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 壹岐 真也 |
|---|---|
| 出版社: | 扶桑社 |
| 発売日: | 2019/10/4 |
| 価格: |
あらすじ
完全新作オリジナル小説で井之頭五郎が復活!哀愁と空腹の全18話!
引用元:Amazon
サラリーマンがただひたすら外食を楽しむ描写が味わい深い
主人公・井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたものです。
彼が今食べたいものや店の佇まい、そこにいる人々の交流、出てきた料理の味や量の多さに驚くところなど、ただひたすら外食を楽しむ風景が描写されています。
漫画やドラマと違って、小説の井之頭五郎はちょっとハードボイルドでやさぐれ気味なところもありますが、そこも彼の魅力です。
masa208さん/20代/女性
あらすじ
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。
引用元:Amazon
アレンジ次第で身近な植物が美味しくいただけるという発見がある
道端で男性を拾うことから始まるという、衝撃のストーリー展開が面白いです。
ラブコメディを織り交ぜつつも、普段目に留めないような身近な野草を美味しくアレンジしたレシピも紹介されていて奥が深いです。
この小説を読んでから、少し植物に興味を持つようになりました。
wakappeさん/40代/女性
あらすじ
ファンタジーの世界で、おかし作りのレッスン!ふしぎなかぎがおしえてくれるふっくら、あまーいロック・クッキー。わかったさんといっしょに、作ってください。
引用元:Amazon
挿し絵が綺麗で、お菓子にまつわるエピソードがとても可愛らしい
わかったさんシリーズは児童書なので、非常に読みやすいです。
主にお菓子の作り方が書いてあり、冒険しながら毎回一つ、タイトルになっているお菓子を作ります。
例えばクッキー、アップルパイ、ドーナツなど、いずれも子供が大好きなお菓子ばかりなので、読み進めるのが楽しくなります。
挿し絵が綺麗で、お菓子にまつわるエピソードがとても可愛らしいお話です。大人にもオススメ！
友香(ともか)さん/30代/女性
給食のおにいさんシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 遠藤 彩見 |
|---|---|
| 出版社: | 幻冬舎 |
| 発売日: | 2013/10/10 |
| 価格: |
あらすじ
コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子供嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかり。さらにモンスターペアレントまで現れて。大人になりきれない料理人は給食で子供達を救えるか?笑いと感動そしてスパイスも効いた食育&青春小説。
引用元:Amazon
給食が題材なので、読んでいて懐かしい気持ちになれる！
腕は確かだけれど、こだわり強くプライドが高いことが原因で、シェフとしての居場所を失った主人公・佐々目宗。
そんな彼がたどり着いたのは、学校給食の調理員でした。
子どもたちとの触れ合いはもちろん、学校の先生やいろんな周囲の人に影響され、成長していく宗の姿が見どころ満点！
今まで知らなかった学校給食の裏側なども知ることが出来るので、どんどん読み進めることが出来ます。
challengeworkさん/20代/女性
食べごしらえ おままごと
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 石牟礼 道子 |
|---|---|
| 出版社: | 中央公論新社 |
| 発売日: | 2012/9/21 |
| 価格: |
あらすじ
食べることには憂愁が伴う。猫が青草を噛んで、もどすときのように―父がつくったぶえんずし、獅子舞の口にさしだした鯛の身。土地に根ざした食と四季について、記憶を自在に行き来しながら多彩なことばでつづる豊饒のエッセイ。著者てずからの「食べごしらえ」も口絵に収録。
引用元:Amazon
幼い時の食卓が思い出され、ノスタルジーに浸れる
主人公がことある事に自身の子供時代の日常や食卓を振り返っています。古めかしい台所や質素な食事の様子が、事細かに描写されています。
一昔前のことですから、豪華とは言えない食卓ですが、思い出やエピソードを共にするとなんとも活き活きとして、羨ましいと思ってしまいます。
読者も子供の頃の食卓を思い出して、懐かしい気持ちになると思います。
yoshino_365さん/20代/女性
あらすじ
直木賞作家・西加奈子はこんなものを食べてきた!
カイロの卵かけごはんの記憶、「アメちゃん選び?」は大阪の遺伝子、ひとり寿司に挑戦、夢は男子校寮母…美味しオカしい食エッセイ。
引用元:Amazon
作者の食への興味が存分に表現されていて面白い
作者の食への興味が存分に表現されていて、面白い魅力的な小説です。料理好きなら、「あ！分かる！」と言ってしまう場面がいくつもありますよ。
中でも、作者が幼い頃エジプトで生活していたことが書かれている部分は深かったですね。日本のように「白いお米が簡単に手に入り、衛生的な食べ物を口に出来ること」は、決して当たり前ではなく有難い環境なんだと改めて気付きました。
また、卵かけご飯の貴重さも学びました！
文章のタッチが、まるで友だちのお話を聞いているみたいな感じで、さらっと読めます。
10m0caさん/30代/女性
まいごなぼくらの旅ごはん
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | マサト真希 |
|---|---|
| 出版社: | KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
| 発売日: | 2015/12/25 |
| 価格: |
あらすじ
体を壊して失職中の颯太。大学を休学中の、食いしん坊女子ひより。人生迷子な二人は、亡き颯太の父が遺した小さな食堂『風来軒』で出会う。町の人たちから愛されたこの食堂を存続させるため、二人は新たなメニューを探して旅に出る。父の最期の料理はどこに?幻の絶品コロッケの材料は?東京から岩手、北海道へ。二人が歩む“おいしい旅”。元気になれるフード&ロードノベル、登場!
引用元:Amazon
料理の持つ力は素晴らしいと実感する
ひょんなことで知り合う、バックグラウンドが全く異なる2人の心休まるストーリー。
登場する料理はどれもそそられるものばかりで、読んでいるとお腹が空いてきてしまいます。
美味しいものは誰のことも幸せにしますよね。料理の持つ力は素晴らしいです！
登場人物がみんな人情味ある人達だというところも、この作品の魅力です。
N.H65さん/20代/女性
柊木さんちの絆ごはん
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | かんの あかね |
|---|---|
| 出版社: | アルファポリス |
| 発売日: | 2020/3/19 |
| 価格: |
あらすじ
『受け継ぐものに贈ります』。柊木すみかが、そう書かれたレシピ帖を見つけたのは、大学入学を機に、亡き祖父母の家で一人暮らしを始めてすぐの頃。料理初心者の彼女だけれど、祖母が遺したレシピをもとにごはんを作るうちに、周囲には次第に、たくさんの人と笑顔が集まるようになって―「ちらし寿司と団欒」、「笑顔になれるロール白菜」、「パイナップルきんとんの甘い罠」など、季節に寄り添う食事と日々の暮らしを綴った連作短編集。アルファポリス第2回キャラ文芸大賞読者賞受賞作。
引用元:Amazon
日々の食事の大切さとあたたかさをほのぼのと教えてくれる！
作品冒頭で、一人暮らしをすることになった主人公すみかは、亡き祖母のレシピノートを見つけます。それがすみかに変化をもたらします。
祖母のレシピは、料理の名前を聞いただけで食欲をそそるようなものが多く、料理初心者のすみかもチャレンジしたくなるものばかりです。
和風あり、洋風あり、お菓子もありで、本当に美味しそうな料理の数々…。読者の多くも、作中の料理を食べてみたくなるはず(笑)
すみかが祖母のレシピをもとに作った料理が、人々との交流の架け橋にもなっていき、心も満たしてくれるすてきな作品です。
bimitanさん/40代/女性
万国菓子舗 お気に召すままシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 溝口 智子 |
|---|---|
| 出版社: | マイナビ出版 |
| 発売日: | 2016/3/17 |
| 価格: |
あらすじ
桃カステラにいちご大福、サバラン、ポテチ、バター餅―和洋問わず菓子ならなんでも作ってしまう博多の老舗お菓子屋「お気に召すまま」。サボり癖のある店主・荘介と、接客担当兼“試食係”のお菓子好きバイト・久美の二人でまったり営業中。だが、荘介が世界中のお菓子を作るのには理由があって―。ほっこり&しんみり、想いを叶える菓子屋に流れる優しい時間。「小説家になろう」『お仕事小説コン』グランプリ受賞!
引用元:Amazon
素敵なお菓子とほっこりエピソード満載で、幸せな気持ちになれる！
その名の通り、和菓子、洋菓子、いろいろな国のお菓子でお客様を幸せな気持ちにさせるお菓子屋さんのお話です。
どんな注文も受けるという、お客様の気持ちに寄り添っているところもいいなと思います。
アルバイトの久美も、子供のころから「万国菓子舗 お気に召すまま」が大好き！営業時間中にフラッといなくなってしまう店主の宗介ともいいコンビです。
常連さんや地域の人、幼馴染みなどの登場人物も個性的で優しいので、読んでいてほっこりします。
twinflowerさん/40代/女性
パンとスープとネコ日和
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 群 ようこ |
|---|---|
| 出版社: | 角川春樹事務所 |
| 発売日: | 2013/7/13 |
| 価格: |
あらすじ
唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの(サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ)のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た―。泣いたり笑ったり…アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。
引用元:Amazon
何歳になっても新しい出会いを大切にしたい、と感じることのできる一冊
主人公のアキコは、母が亡くなったのを機に仕事を辞め、母親が営んでいた食堂をリニューアルさせ、サンドイッチとスープのお店を始めます。
種類を限定したサンドイッチとスープのセットは、どれもとてもおいしそうです。でもそんな難しそうな感じでもないので、自分でも作ってみたくなります。
内容としては、人との距離感が程よく、素敵な物語だと思います。何歳になってもチャレンジは素晴らしいし、その縁でつながっていく人間関係も素敵だと思いました。
この本は、ドラマ化もされているようなので、ぜひ見てみたいと思います。
aiuoさん/30代/女性
神様の定食屋シリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度：
- 料理の魅力度：
| 著者: | 中村 颯希 |
|---|---|
| 出版社: | 双葉社 |
| 発売日: | 2017/6/15 |
| 価格: |
あらすじ
妹とともに、両親の遺した定食屋を継ぐことになった高坂哲史。ところが哲史は料理がまったくできず、妹に怒られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「誰かに料理を教えてもらいたい」と愚痴をこぼしたところ、なんと神様に、この世に未練を残した魂を憑依させられてしまった。神様曰く、魂から料理を教わる代わりに、その魂が望む相手に料理を振る舞い、未練を解消してやってほしいということで―。思い出の味を繋ぐ、五編の心温まる物語。
引用元:Amazon
お客さんの人生と料理が結び付いた物語で、ほっこりした気持ちになる
私は料理に興味があり、特に日本食を題材にした小説を読みますが、その中でもこの小説は読んだ後にほっこりとした気持ちになる作品です。
神社の神様とのやりとりがあったり、亡くなった人の魂が乗り移って料理を作ったりとファンタジーな部分が多いですが、現実ではありえない内容にわくわくさせられます。
同時に、亡くなった人と彼らが家族や恋人のために作る思い出の料理が繊細に描かれていて、ついおなかがすいてきてしまいます。
定食屋を営む兄妹のちょっとした会話やけんかも、思わずクスッとしてしまうような要素があって面白いです。
annalondonさん/30代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶ料理がテーマのおすすめ小説では、1位は『食堂かたつむり』、2位は『タルト・タタンの夢』、3位は『みをつくし料理帖シリーズ』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶ料理小説のおすすめ28選＆人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
料理がテーマのおすすめ小説アンケートの詳細
| 第1位（87票） | 食堂かたつむり |
|---|---|
| 第2位（29票） | タルト・タタンの夢 |
| 第3位（17票） | みをつくし料理帖シリーズ |
| 第4位（17票） | 和菓子のアン |
| 第5位（14票） | 太陽のパスタ、豆のスープ |
| 第6位（14票） | BUTTER |
| 第7位（14票） | あつあつを召し上がれ |
| 第8位（14票） | それからはスープのことばかり考えて暮らした |
| 第9位（14票） | 鴨川食堂シリーズ |
| 第10位（13票） | かもめ食堂 |
| その他（267票） | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法：インターネット調査調査期間：2021年07月24日～08月08日回答者数：500人