サイコホラー小説のおすすめ22選&読書家500人ランキング

編集部おすすめ:おすすめサイコホラー小説12選

編集部おすすめのおすすめサイコホラー小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめサイコホラー小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめサイコホラー小説12選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

他人事

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 平山 夢明
出版社 集英社
発売日 2010年8月20日
価格 726円

常軌を逸した狂気に「人間って怖いなぁ」と心底思わされる

「他人事」は小説の中にある短めな短編集の1タイトルです。それ以外にも常軌を逸したサイコホラーな内容が続きます。

狂ったお話を書いたら右に出る者がいないであろう作家、平山夢明さんの作品です。

とにかく読んでいると「人間って怖いなぁ」と心底思わされます。

短編なので読みやすいですが、一話一話ヘビーなので読み応えはあります。

geout501bandさん/30代/男性

ラバー・ソウル

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 井上 夢人
出版社 講談社
発売日 2014年6月13日
価格 1,078円

主人公視点の部分が醜く哀しくなぜか愛おしい

イヤミスの一冊、『ラバー・ソウル』がお勧めです。

醜い男がある女性をストーカーしていくお話。こんな顔で愛されるのか、人を愛しても良いのか、主人公視点の部分が醜く哀しくなぜか愛おしいです。

ページ数も多く、分厚いですが、内容に引き込まれて一気に読んでしまいました。最後の真実に驚愕し、震えます。

イヤミスが嫌いではない方、読み応えがあります。ぜひ!

hoshin5874さん/30代/女性

殺人鬼

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 綾辻 行人
出版社 新潮社
発売日 1996年1月30日
価格

非現実的な過激な描写でありながら、それをリアルに感じられる作家の表現力がすごい!

こんなにサイコホラーな小説は読んだことがありませんでした!

各場面の描写が上手く、世界に引き込まれます。殺人鬼のサイコ加減、非現実感が実生活を忘れさせてくれます。

また、描写だけでなくクライマックスまでの構成も素晴らしく、たたのグロ小説ではなく文章に上品さも感じました。

一気に読めるのもおすすめです。最後に分かる真実も面白かったです。

kashimatotoro58さん/50代/女性

恐怖小説 キリカ

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 澤村 伊智
出版社 講談社
発売日 2017年1月18日
価格 1,650円

名称が実在するものばかりなので、段々と物語がリアルに感じられる

小説の著者が、作中で次々と自分の小説を酷評する読者や友人を殺めていくというサイコパスな内容です。

読みながら手に汗を握り、間違ってもこの著者の小説を酷評してはいけないという気持ちになりました(笑)

フィクションなのに、登場人物や名称が実在するものばかりなので、段々と物語がリアルに感じられてきてしまい、恐怖心を増長させます。

acu9751cwさん/30代/女性

羊たちの沈黙

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 トマス ハリス
出版社 新潮社
発売日 1989年9月1日
価格

レクター博士の恐ろしいまでの美学と知性に魅せられる!

「ハンニバルシリーズ」で一番面白いのは、やっぱり「羊たちの沈黙」です!

ヒロイン・クラリスとともに、怖がりながら読み進めていくうちに、レクター博士の恐ろしいまでの美学と知性に次第に惹かれていく自分がいます。

ミステリー要素もあるので、先の展開が気になって時間も忘れて読みふけってしまいます。

実はハンニバルシリーズの第2作目なのですが、これだけ読んでも充分すぎるほど面白いです。

なだちさん/30代/女性

SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 富樫 倫太郎
出版社 中央公論新社
発売日 2010年11月20日
価格 880円

現実にもありそうな設定と展開がものすごくハラハラして一気に読める

SROシリーズの第一巻。SRO設立にあたり、それぞれ影のある人たちが集められます。初めは人物を覚えるのが大変ですが、それぞれキャラがあるので面白いです。

前半は人物紹介のようなところがありますが、後半の捜査に入ってからは一気に読めてしまいます。

まとまりのなかったチームがシリアルキラーを追っていくうちに、少しずつ仲間意識を持ってくるところもいいです。

シリアルキラーの犯行などに迫っていくところは、本当に自分が狙われているんじゃないかと思うような緊迫感があり、怖いですが一気に読み進められてしまいます。

mayubooonさん/20代/女性

殺人鬼 ‐‐覚醒篇

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 綾辻 行人
出版社 角川書店
発売日 2011年8月25日
価格 748円

作者の頭を疑いたくなるほどグロテスクだけど続きが気になる

登場人物が次々とむごたらしく“殺人鬼”に殺されていきます。その殺し方は異常というよりほかはなく、どうしたらそんなアイデアが出てくるのかと作者の頭を疑うレベルです。

ですが、話の面白さが物語の終わりまで読者を誘ってくれます。

残酷極まりない殺人鬼の正体は、登場人物の中の一体誰にあたるのか。その謎が本作での最大のテーマとなっています。

melro0202さん/20代/女性

眼球綺譚

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 綾辻 行人
出版社 角川グループパブリッシング
発売日 2009年1月24日
価格 616円

読み終えた時、絶対に後ろを振り返るはず!

有名な綾辻行人さんの小説です。主人公に届いた一通の手紙から全てが始まります…。

それは過去の出来事を書いたもので、自分にはなにも関係が無いはずのものなのに、まさか…と背筋が寒くなっています。

最初から伏線が散りばめられているので、それはそういう意味だったのか!と感心してしまいます。

眼球をテーマにしてるので、読んでるとなんだか目がむず痒くなる気がします。夏に涼しくなりたい方にオススメです。

aoaomonさん/30代/女性

新興宗教オモイデ教

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 大槻 ケンヂ
出版社 角川書店
発売日 1993年4月9日
価格

気持ち悪い展開で段々と狂っていく登場人物たちに自然と鳥肌!

テンポが良いのが特徴で、最終的に救いがないのがとてもツボ。

まるで映画を見ているような、不思議な気持ち悪さを文章から感じることが出来て、一気に読み進めたくなる作品です。

しかも一辺倒にアングラを感じるようなホラー小説ではなく、人間同士だからこそ起きる変な出来事、事件が面白おかしく書いてあるのが印象的で、ホラーが苦手な人で少しアングラが好きな人は読みやすいかもしれません。

異常な状態の表現の仕方が卓越していて、自然と頭に映像が思い浮かびます。

panda33220さん/20代/女性

5分で凍る! ぞっとする怖い話

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 『このミステリーがすごい!』編集部
出版社 宝島社
発売日 2015年5月12日
価格 715円

短編なので読みやすく、何度も読みたくなるくせのある怖さが魅力

5分で凍る! ぞっとする怖い話は、5分程度で読めるホラーのショートストーリーが描かれている小説です。

本のタイトル通りに、身の毛のよだつゾッとした怖い話が多いですが、短時間で読めるので、サイコホラー小説初心者の人にお勧めしたい本です。

何度も読みたくなる、くせのある怖さが魅力の本です。

家族と楽しむ映像とは違って、一人で読むと怖さが倍増します。

mokomi27さん/50代/女性

ステーシー

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 大槻 ケンヂ
出版社 角川書店
発売日 1997年7月1日
価格

思春期の女の子のサイコホラーな描写が怖い

サイコでスプラッタなんですが、テーマもきちんとあるというか、人間不審の強い人が見たら何か感じることがあるかもしれないなと思いました。

単なるホラー作品としても娯楽性(刺激)が強いので、次々読み進められます。

大槻ケンヂさんが自身の一部ファンの為に、ハードホラーというジャンルに降臨して執筆されたのではと思わせる内容でした(笑)

カフカや太宰治が好きで、ホラーが好きな人は結構ハマるんじゃないかなと思いました。

MakotoYさん/30代/女性

サイコ

  • 読み応え度:
  • サイコ要素:
  • ホラー要素:
著者 ロバート ブロック
出版社 東京創元社
発売日 1999年5月1日
価格

サイコ物の元祖にして最高傑作!

アルフレッド・ヒッチコック監督の映画版の方が断然有名となっていますが、基本的にストーリーの流れは同じです。

サイコものという、とても大きなジャンルの最初の大河の一滴であり、これが面白かったからこそ映画化され、そしてこのジャンルが始まった訳ですから、この小説がつまらない訳がありません!

登場人物の視点を変えていくことで場面を展開させるので、飽きることなく一気にあの衝撃のラストまで持っていってくれます。

これを読んだ後でヒッチコックの映画を観て、どこが同じでどこが違うのか、比べてみるのも面白いかもしれません。

atchinさん/50代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめサイコホラー小説では、1位は『告白』、2位は『ぼぎわんが、来る』、3位は『悪の教典』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶおすすめサイコホラー小説22選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月23日~06月07日
回答者数:500人