中学生におすすめ泣ける本・小説29選&人気ランキング

とにかく泣ける感動の物語で、かつ中学生でも読みやすい本や小説を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで中学生におすすめできる泣ける本や小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ中学生におすすめの泣ける本・小説29選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

中学生におすすめの泣ける本人気ランキング

中学生におすすめの泣ける本ランキング

まずは、中学生におすすめの泣ける本人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ中学生におすすめの泣ける本』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(49票)』、2位は『カラフル(42票)』、3位は『世界から猫が消えたなら(40票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、中学生におすすめの泣ける本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/49人がおすすめ

【1位】君の膵臓をたべたい

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 住野 よる
出版社 双葉社
発売日 2017年4月27日
価格 734円

儚く切なく、忘れられない気持ちになる

「君の膵臓をたべたい」は映画にもアニメにもなった作品です。

ある内気な高校生が、余命を告げられたクラスメイトの秘密を知ってしまい、やりたいことを一緒に叶えていきます。

クラスメイトの彼女が話す言葉は不思議なのですが、余命を告げられたと言うところで儚く感じられる部分があります。

切ない話ですが、面白い話になっていると思います。

gjagmさん/20代/女性


もどかしい恋愛と結末に泣ける

膵臓の病気で余命が限られている少女と、たまたまそれを知ってしまった同じクラスの少年のお話です。

最初はただ振り回されているだけの少年だったけど、だんだん彼女の見せる笑顔や、振る舞い、病気を抱えているのに弱い所を見せない強さに惹かれていきます。

2人のもどかしすぎる恋愛模様と最後の結末に凄く泣けます!

Mizuki01さん/20代/女性

一日一日が当たり前ではないと気づかされる

「君の膵臓をたべたい」をおすすめします。

最初は正直「どんな話?」と思いました。タイトルからして、ホラーだったり残酷な展開をイメージしてましたが、全然違いました。

確かに、登場人物の一人が重い病を抱えているので、残酷な境遇ではあります。しかし、それはストーリーの一部分でしかなく、本質はもっと違うところにありました。

是非、この作品を読んで、いつもあることが当たり前ではないことや、日々を大切にする気持ちを感じてもらえればと思います。

square_cwさん/30代/女性

500人中/42人がおすすめ

【2位】カラフル

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 森 絵都
出版社 文藝春秋
発売日 2007年9月10日
価格 682円

そのままの自分を受け入れる

死んだと思っていた主人公のボク。それがなんの冗談か、キャンペーンに当たって現世に復活するというファンタジーです。

しかし、中学生男子の身体を借りて生活するうち、大切なことを学んでいきます。

ストーリー自体は突拍子もないように感じますが、思春期の頃、誰もが悩むことや感受性豊かな心に寄り添ってくれる優しい1冊です。

読んだ後、自分が少し好きになれること間違いなし!

tutumari11140224さん/30代/女性


生きる意味を教えられる

何らかの犯罪を犯して死亡した人が、自殺した冴えない中学生の体を借りて一時的に現世に戻り、どうして自分が死んだのか、思い出すことになるというストーリーです。思い出せれば、自分の体に戻って完全に復活することができます。

主人公が体を借りた中学生の人生は本当に冴えないことばかりでしたが、彼を貶していた兄から本当は可愛がられていた事を知ったりと、兄弟愛を感じる物語です。

頑張っている中学生、特に兄弟のいる人に読んでほしいです。

また、最後に意外な真実がある所も良いです。

cools5095さん/50代/女性

500人中/40人がおすすめ

【3位】世界から猫が消えたなら

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 川村 元気
出版社 小学館
発売日 2014年9月18日
価格 682円

余命わずかな主人公を通して、当たり前のものがかけがえのないものに変わる!

余命わずかな主人公が悪魔から、「自分にとって思い入れのあるものを一つこの世界から消す代わりに、1日生きることができる」という取引を持ち掛けられます。

大事なものを消してしまうと、それにまつわる思い出や人との関係も消えてしまいます。

そのときに主人公が自分にとって本当に大切な人、大切なものに気づかされるところにとても共感しました。

普段、当たり前のように生活を送れていますが、本当は当たり前なんてことはなく、とても大切でかけがえのないものと気づく物語になっています。

両親の優しさに甘えて、ついつい反抗してしまいがちな中学生にぜひ読んで欲しい作品です!

aqua1129さん/30代/女性


全てのものには存在している理由があると教えてくれる

余命わずかと宣言された主人公の前に悪魔が現れ、ある取引をすることになります。勿論、その取引には条件があって…というファンタジーチックなお話です。

しかし、ファンタジーを読んでいるとは思えないほど、自分が今生きている現実を考えさせられる作品です。

地球上の全てのものには存在している理由がちゃんとあって、なくてはならない大切なものなのだということを教えてくれます。

Japis703さん/30代/女性

500人中/33人がおすすめ

【4位】世界の中心で、愛をさけぶ

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 片山 恭一
出版社 小学館
発売日 2001年3月1日
価格

胸が張り裂けそうなほど切ない純愛に感涙必至

主人公が、学生時代に亡くなった彼女の事を振り返るという話で、命や愛について深く考えさせられる素晴らしい作品です。

特に主人公が彼女と最期の逃避行をしようとしても叶わず、会いたくても会えなくて引き離される場面は感涙必至です。

胸が張り裂けそうなほど切ない話ですが、純愛ものなので中学生にもおすすめです。

いぬねことりさん/30代/女性

500人中/30人がおすすめ

【5位】1リットルの涙難病と闘い続ける少女亜也の日記

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 木藤 亜也
出版社 幻冬舎
発売日 2005年2月23日
価格 649円

自分はどう生きていくのか考えるきっかけになる

中学生にノンフィクションを勧めるのはどうかと思ったのですが、この小説に登場する「木藤亜也」さんの病気が判明したのが中学3年生の時だったことと、同じ年頃の女の子が難病とどう向き合って生きたかという点を知るのに丁度いいと思い、おすすめします。

読み進めるのが辛い面もあるかと思いますが、必死に病気と向き合った彼女の気持ちを知ることで、自分はどう生きていくのか考えるきっかけになると思います。

渡邊トビョンさん/30代/男性


生きることに希望をもって、前向きになれる

病気と闘う15歳の女の子のお話で、テレビドラマや映画にもなりました。

病気によって死に向かいつつも強く生きる主人公の姿に、涙が溢れます。そして、生きることに希望をもって、前向きになれる物語です。

悩みの多い中学生の時期にこの本に出会えたなら、きっと強く前に進む力をもらえるはずです。

Green283さん/30代/女性

500人中/28人がおすすめ

【6位】夜のピクニック

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 恩田 陸
出版社 新潮社
発売日 2006年9月7日
価格 825円

何気ない日常こそが宝物だと教えてくれる

夜通し80キロ歩き通すという高校最後のイベント・歩行祭を通して交わり合う、登場人物たちそれぞれの思いとストーリー。

すごくシンプルなお話ですが、このくらいの年齢にありがちな男女の微妙な距離感だったり、考え方だったり、読んでいてむずがゆくなるほどまっすぐな青春物語です。

日常の何気ないことこそが宝物なんだよと教えてくれる作品です。

Japis703さん/30代/女性

500人中/22人がおすすめ

【7位】手紙

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 東野 圭吾
出版社 文藝春秋
発売日 2006年10月6日
価格 792円

厳しい現実と、人と人との繋がりが丹念に描かれている

弟の進学費用が欲しくて強盗殺人を犯してしまった兄と、犯罪者の身内として差別を受け、苦悩し続ける弟の物語です。

家族や友人、恋人といった関係での人と人との繋がり、罪とは何か、償うとは何か…。

答えが一通りではないけど、私たちが生きていく上で無視してはいけない現実の厳しいところを直球で投げかけてきます。

ラストで号泣間違いなし。

Japis703さん/30代/女性

500人中/22人がおすすめ

【8位】西の魔女が死んだ

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 梨木 香歩
出版社 新潮社
発売日 2001年8月1日
価格 572円

主人公の成長とお話のラストに感動できる

中学生におすすめなのは「西の魔女が死んだ」です。この本の主人公は、中学生になってすぐ学校に行きたくなくなってしまいます。そこで、母親から「西の魔女」と呼ばれる祖母の家に行く事を勧められ、魔女修行をうけることになります。

しかし本作の「魔法」は、空を飛ぶとか何かに変身すると言った、ファンタジックなものではなく、なんでも自分で決められるようになるため、自然の中で自分と向き合うというものでした。

最初のうちは順調でしたが、あることがきっかけで、主人公は祖母と仲たがいをしてしまいます。

私も中学生の時期にこの本と出会ったのですが、主人公の成長とお話のラストに感動したのを覚えています。ですので、主人公と同じ世代の中学生におすすめしたい1冊です!

openheartさん/20代/女性

500人中/21人がおすすめ

【9位】桜のような僕の恋人

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 宇山 佳佑
出版社 集英社
発売日 2017年2月17日
価格 660円

大事な人と共有できる時間の大切さを知れる

この本は桜のように儚く切ない恋愛小説です。インスタで紹介されているのを見て、読みたくなり購入しました。

主人公は一目惚れをした女性に猛アタックをし、晴れて付き合うことになりました。

ですが彼女は、人よりも急激に老化が進む病気にかかってしまい、老いていく姿を見せたくないと、主人公の前から姿を消してしまうのですが・・・。

この本を読んで、大事な人と共有できる時間の大切さを知りました。

mamfさん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【10位】東京タワー

  • 読みやすさ    :
  • 泣ける要素    :
  • 中学生におすすめ度:
著者 リリー・フランキー
出版社 扶桑社
発売日 2005年6月28日
価格 1,370円

命のあるかぎり、親孝行しようと思える作品

主人公のボクにとって一番大切なオカン。ボクとオカンの半生が鮮やかに生々しく、そしてストレートに書き綴られています。

あまりの物語のリアルさに、ラストシーンでは苦しくなるほど泣けます。

どんなに恐れても、抗っても「お別れの日」は必ずいつかやってきます。

相手に伝えたり、話したりできる日々は有限だから、命のあるかぎり、親孝行しようと思える作品です。

Japis703さん/30代/女性