中学生が読むべき本30選!大人500人が選ぶ人気ランキング

中学生としての3年間は、これから高校・大学へと進学をすることになる重要な期間。そんな中学生のうちになるべくたくさんの本を読むことは、きっと今後の人生にとって大きなプラスを生んでくれるはず!

だからこそ、たくさんの本読んできた大人達がおすすめする「中学生が読むべき本」と理由を知りたい方も多いはず!

この記事では、大人500人が選ぶ中学生が読むべき本30選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

中学生が読むべきおすすめ本人気ランキング

中学生が読むべきおすすめ本ランキング

まずは、中学生が読むべきおすすめ本人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『大人500人が選ぶ中学生が読むべきおすすめ本』によると、1位は『星の王子さま(56票)』、2位は『アンネの日記(27票)』、3位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(24票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、中学生が読むべきおすすめ本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/56人がおすすめ

【1位】星の王子さま

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 サン=テグジュペリ
出版社 ‎新潮社; 第28版
発売日 ‎2006/3/28
価格 528円

隠されたメッセージを読み解いていくのが面白い

一見、おとぎ話のように読めますが、王子様を通して作者からの深いメッセージが伝わってきます。

この物語に出てくるバラや蛇など、実際の生活の中で当てはまるような人物がきっといると思わされます。

作者が本当に伝えたかったことは何なのか、読み解いていく面白さがあります。

作者の人生と王子様を重ね合わせると、面白いです。

わさかけさん/40代/女性


生きることや大切なものは何なのかを学べる本

星の王子さまは非常に哲学的で奥深い作品です。

難しくてわからない部分があっても、大人になって読み返した時に違う発見があるので、読み返すたびに違う自分に出会えます。

本当に大切なものは何だろうか、生きることってなんだろうかと思い直せる一冊だと思うので、中学くらいで一度読んでおいた方がいいと思います。

mametonboさん/30代/女性

自分を見失わないように学校生活を送ろうと思わせてくれる本

多くの方が、この本の存在は知っていると思います。以前、小学生の課題図書にもなっていました。でも内容が深くてメッセージ性も強いので、私は中学生にすすめたいと思います。

集団生活を送る中でも、自分を見失わないように学校生活を送ろうと思わせてくれる本です。

王子さまが、ヘビ、バラ、王様、キツネ、操縦士といった様々なキャラクターと出会いますが、各キャラクターとのエピソードも、考えさせられる内容になっています。

屈指の名言「とてもシンプルなことなんだ。心でみるんだよ。大切なことは目には見えないんだ」を、是非中学生に知ってほしいと思います。

藤本敬子さん/40代/女性

500人中/27人がおすすめ

【2位】アンネの日記

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 アンネ フランク
出版社 ‎文藝春秋; 増補新訂版
発売日 ‎2003/4/10
価格 1,056円

平和への願いが詰まってる

太平洋戦争を知る機会が年々減っているように感じる中で、平和とは何かを知るのに最適な本です。

戦時中に生きたユダヤ人の少女の思いがストレートに綴られており、平和教育の本としては中身の濃い内容で良いと思います。

生きることの大切さを学んでほしいです。

ykmk0922さん/40代/女性


同じ年代の少女の戦争の中での生活がわかる

ちょうど中学生くらいの年齢だったユダヤ系の少女・アンネが、ナチスから隠れて生活するようになった時に書いた日記です。

淡い初恋や嫌な同居人など、面白いエピソードもあるのですが、最終的に強制収容所に連れて行かれるまでが書かれていて、10代の少女が戦争中にどのような気持ちで過ごしていたのか、うかがい知ることが出来ます。

lunaartemis_18f1さん/50代/女性

500人中/24人がおすすめ

【3位】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 ブレイディ みかこ
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2019/6/21
価格 1,485円

人種問題について身近に考えるきっかけになる

イギリスに住む日本人とイギリス人のハーフの男の子が、人種問題や貧困問題と向き合い、ティーンエージャーならではの軽快さで乗り越えていきます。

どんな深刻な問題でも、純粋に友達を思う気持ちで、相手を理解し乗り越えていく姿に感動します。

ティーンエージャーだからこそ、乗り越えていけたのだと思いました。

差別にも貧困にも負けない友情に感動します。

わさかけさん/40代/女性

500人中/21人がおすすめ

【4位】夜のピクニック

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 恩田 陸
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2006/9/7
価格 825円

深い人間模様が描かれていて、自分と向き合う時間を持てる

夜を徹して80キロメートルを歩く行事「夜行祭」。高校生たちが色々な思いを抱えながら長い道のりを歩くのですが、そこには深い人間模様が描かれています。

私自身も中学生の頃にこの本を読み、夜行祭に参加したくなったのを覚えています。夜通し歩きながら友人と語らい、自分と向き合う時間を持ちたかったなと今も思います。

また、かつて中学校教諭をしていた際、中学3年生の課題図書に選んだ本でもあります。

生徒たちは課題図書と聞き、初めこそ読むのを渋っていたのですが、次第に物語の世界にのめり込んでいき、最後には「とても面白かった」との感想を聞けて嬉しかったのを覚えています。

mountwindさん/30代/女性

500人中/19人がおすすめ

【5位】銀河鉄道の夜

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 宮沢賢治
出版社 ‎青空文庫
発売日 ‎2014/2/27
価格 622円

自分を想い、他者を想うとはどういうことかを考える一冊

「銀河鉄道の夜」は非常に奥が深いです!幻想的な空間で、自分と他者の本当の幸せとは何かを考えさせられます。

明確な教訓や答えが示されているわけではありませんが、短いながらも心に響く内容です。

人生について考え始める中学生くらいの子ども達にとって、「自分」はどのように有りたいかを考えるきっかけとなる本だと思い、オススメしました。

seki119さん/30代/女性

500人中/16人がおすすめ

【6位】モモ

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 ミヒャエル・エンデ
出版社 ‎岩波書店
発売日 ‎2005/6/16
価格 880円

忙しさや時間に対しての考え方、物語の奥深さが心に響く

時間を盗む「時間泥棒」と、それを取り返す女の子の不思議な物語です。

内容としては小学校高学年から読めると思いますが、忙しさや時間に対しての考え方、物語の奥深さなどは中学生のほうが読み取れますし、心に響くのではないかと思います。

設定としてはファンタジーなので、素直にその世界に入れるけれど、その奥の意味まで考えられるという点で、大人と子供の中間に位置する中学生に適した本だと思います。

kurazou2さん/40代/女性

500人中/15人がおすすめ

【7位】精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 精神科医Tomy
出版社 ‎ダイヤモンド社
発売日 ‎2020/2/6
価格 1,430円

揺れ動く心に効くはっとするような言葉が、すべてのページに綴られている

本当は大人向けに書かれた本だと思うのですが、大人よりも心が揺れ動きやすい中学生にぜひ読んでほしいと思います。

揺れ動く心に効くはっとするような言葉が、すべてのページに綴られています。1ページの文字数が少ないので、簡単に読むことができます。

言葉もやさしいですし、文章もとてもわかりやすいです。

心が重くて辛い時、ぜひ手に取ってほしいと思います。

mocosyamさん/40代/女性

500人中/14人がおすすめ

【8位】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 岸見 一郎
出版社 ‎ダイヤモンド社
発売日 ‎2013/12/13
価格 1,650円

人間関係について考えさせられ、生き方の多様性を教えてくれる

人は人に嫌われないために、嘘をついてまで自分をよく見せたり、人のせいにすることがあります。

しかしこの作品の中に出てくる哲学者は、そういった考え方を180度異なる視点で捉え、納得させられる内容で生き方の多様性を教えてくれます。

社会に出れば、人間関係はもっと複雑になるので、ぜひ一回読んでみて、捉え方の幅を広げてみてください。

NAYAMAさん/20代/男性

500人中/13人がおすすめ

【9位】メシが食える大人になる! よのなかルールブック

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 高濱 正伸
出版社 ‎日本図書センター
発売日 ‎2019/1/18
価格 1,430円

生きる上で大切な言葉や感動する事がたくさん載っている

生きる上で大切な言葉や感動する事がたくさん載っていて、生きようと思える本です。

ひとつひとつの文にしっかりと深い意味があるので、よく考えさせられます。

個人的には「敵は相手じゃなくて自分」という文に心を奪われました。

これを読んでから、「相手より上に上に」という気持ちよりも、「昨日の自分や過去の自分と戦う」という気持ちを持つことが大切なんだと気づかされました。

ENUDHIIさん/20代/男性

500人中/12人がおすすめ

【10位】アルジャーノンに花束を

  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
  • 読むべきレベル  :
著者 ダニエル・キイス
出版社 ‎早川書房; 新版
発売日 ‎2015/3/13
価格 946円

本当の幸せは何かを教えてくれる

「アルジャーノンに花束を」がおすすめです。

人が幸せになるために必要なのは知能なのか、それとも純粋な心なのかを考えさせられます。

知的障害のあった主人公が、手術で高い知能を手に入れますが、決して幸せにはなれません。むしろ自分が今までいかにひどい目にあわされていたかを理解し、苦しみます。

知能が高くなったことで得た幸せもあったのですが、なかった頃の方が幸せだったのか、色々考えさせられます。

わさかけさん/40代/女性