小学生低学年におすすめの小説25選&読書家500人ランキング

編集部おすすめ:小学生低学年におすすめの小説15選

編集部おすすめの小学生低学年におすすめの小説
ここまでは、ママパパ500人が選ぶ小学生低学年におすすめの小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶ小学生低学年におすすめの小説15選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

注文の多い料理店

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 宮沢 賢治
出版社 ‎講談社; 新装版
発売日 ‎2008/10/16
価格 748円

この一冊で宮沢賢治の童話の世界を満喫できる

宮沢賢治童話集です。

有名な「注文の多い料理店」のほか、「ツェねずみ」や「やまなし」など、短編が全部で15作入っていますので、この一冊で宮沢賢治の童話の世界を満喫できます。

内容的には小学生低学年のお子様でも十分に理解出来ると思います。

kazu198さん/50代/男性

ながいながいペンギンの話

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 いぬい とみこ
出版社 ‎理論社
発売日 ‎1999/1/1
価格 1,320円

ペンギンの家族の過酷な生活を知ることができる

この作品は南極で暮らすペンギンの日常を描いています。

ペンギンは卵をお腹の下に置き、夫婦で代わりばんこに守ります。卵を抱いていない方のペンギンは、海に魚を取りに行きます。そして口にいっぱい魚を頬張って家族の元へ戻り、それを吐き出して食べさせます。

家族のために、危険な敵がいる海に飛び込み、毎回命がけでご飯を持ち帰るペンギン。とても勇気があって、家族思いな姿に感動しました。

吹雪のなか、堪え忍ぶ姿など、ペンギンの暮らしの過酷さが分かる作品です。

漢字が少ないので、低学年でも読みやすいと思います。

kialaさん/30代/女性

ハーブ魔女のふしぎなレシピ

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 あんびる やすこ
出版社 ‎ポプラ社
発売日 ‎2007/4/1
価格 1,100円

女の子が好きな素敵がいっぱい!

娘が小学校低学年の頃、図書室で出会った本で、シリーズをよく借りてくるようになりました。

お花やハーブがいっぱいの素敵なガーデンや魔法など、出てくる物がどれもかわいくて素敵です。大人の女性が読んでも、「まだ女の子だった頃」に好きだった気持ちがよみがえってくる1冊だと思います。

ファンタジーのお話を読む導入にもなったようで、高学年の頃にはナルニア物語やはてしない物語を読むようになりました。

Tmuuさん/30代/女性

魔女の宅急便

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 角野 栄子
出版社 ‎福音館書店
発売日 ‎2002/6/20
価格 770円

少女が一生懸命に努力する姿が描かれ、心を打つ

この作品はジブリ映画にもなっていて有名な作品です。実は直木賞も取っていて、小説として評価が高いです。

文章もそこまで難解ではありませんので、アニメを観ていてお話を理解できる子なら、低学年でも大丈夫だと思います。

少女が一生懸命に努力する姿が描かれ、心を打ちます。空を飛び、海の見える街を一望するシーンは、想像するとワクワクします。

「出来ることは飛ぶことだけ」というのが、色々と考えさせられます。心に残る名作です。

kialaさん/30代/女性

よだかの星

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 宮沢 賢治
出版社 ‎偕成社
発売日 ‎1987/12/1
価格 1,540円

心が折れそうなときに読むととても励みになる一冊

よだかの星は、『みにくいアヒルの子』の幼少期のように、周りの鳥たちに迫害され続けたよだかの決意の物語です。

決死の覚悟で住処を飛び出し、「星座の元にゆきたい」という願いを星座たちにすげなく断られながらも無心で飛び続け、いつしか自分が一つの星になっていた、という話です。

私はこの本を読んだ小学生当時、宮沢賢治が「どんなにつらい状況でも、必死に走り続けていればいつか、目指すものになれる」と言ってくれているような気がして、励みになった記憶があります。

文章量も少なく、本に慣れていない子供でも読破できる点も魅力です。

桐(kiriwork)さん/20代/女性

ぞくぞく村のおばけシリーズ

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 末吉 暁子
出版社 ‎あかね書房
発売日 ‎1989/5/1
価格 990円

おばけたちの楽しい世界と様々な事件に、一緒にワクワクドキドキできる

ミイラ、吸血鬼、魔女など、登場するのはおばけたちですが、怖い要素は全くなく、とても楽しいお話です。

挿絵も可愛らしいので、怖いものが苦手な子も読むことができます。

ぞくぞく村に住むおばけたちの間に巻き起こる様々な事件に、一緒にワクワクドキドキできるシリーズです。

お話ごとに中心となるおばけが変わるので、飽きずに次々と読むことができます。

Green283さん/30代/女性

すみれちゃんのあついなつ

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 石井 睦美
出版社 ‎偕成社
発売日 ‎2009/7/1
価格 1,100円

「家出してみたい気持ち」が刺激され、物語の展開にどんどん引き込まれる

小学2年生のおしゃまな女の子・すみれちゃんが家出をするお話です。

夏休み、アニメをずっと見ているすみれちゃんのママとの会話や、妹の世話がめんどくさくなるような出来事は、どこの家でもよくある風景です。子供たちも共感するのかと思いきや、他人事に見えるのか、母親の見方になってくれることがよくあります(笑)

家出への憧れはどの子にもあるようで、物語の展開にどんどん引き込まれていきます。

すみれちゃんのお話の本はいくつかあり、教科書にも載っているそうです。子どもたちが楽しく読める本です。

ncmsk523さん/50代/男性

ちびねこグルのぼうけん

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 アン ピートリ
出版社 ‎福音館書店
発売日 ‎2003/6/25
価格

人権や道徳の学習にもなる

低学年の頃、母に薦められて読みました。

ちょっと性格に難があり、飼い主になかなか慣れないグルが、ある日少年と出会って更生していきます。その姿が当時の私にとても響いて、「お友達と馴染めなくても、きっと上手くいくようになる」と自信をつけるきっかけになってくれました。

心に残る作品です!人権や道徳の学習にもなるので、低学年の子におすすめです!

akryui7さん/20代/女性

映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 さくら ももこ
出版社 ‎集英社
発売日 ‎2015/12/4
価格 770円

異文化交流を通して、人と人とのつながりのすばらしさがわかる!

我が子が2年生の夏休みに購入して読んだ本です。

カワイイイラスト入りの絵本のような構成と、親しみのあるちびまる子ちゃんなのでとても入りやすく、楽しく読み進められたようです。

イタリアから来たアンドレアがまる子の家にホームスティすることになり、二人がどんどん仲良くなる様子や、アンドレアのおじいちゃん「マルコ」を求めて協力する姿は素敵です。

また、他各国の留学生とクラスメイトとの交流は、異文化を知る上でもとてもいい作品だと思いました。親が読んでも感動する小説です。

picchamaさん/40代/女性

どうぶつえんのいっしゅうかん

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 斉藤 洋
出版社 ‎講談社
発売日 ‎1988/7/26
価格 1,320円

ユーモラスでくすりと笑える

ユーモラスな動物たちの、淡々と流れる1週間のお話です。

子どもに読み聞かせながら、クスクス笑いが止まりませんでした。

飄々とした絵もまた、ユーモラスさに拍車をかけてくれます。

お話全体は短めで、低学年でも十分読み切れると思います。

親子で一緒に読んで、一緒に笑いを共有するのもオススメです。

Tmuuさん/30代/女性

わかったさんのプリン

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 寺村 輝夫
出版社 ‎あかね書房
発売日 ‎1989/11/1
価格 990円

ページをめくるだけであまーい香りが漂ってきそう

わかったさんシリーズはどれも本当に美味しそうで大好きでした。その中でもプリンが一番好きでしたね。

なんと言ってもお砂糖の川!どれだけあこがれたことか…(笑)

他にもページをめくるだけであまーい香りが漂ってきそうです。

おいしくてあまーい世界観が、子ども達をどんどんわかったさんの世界に引き込んでくれます。

女の子だけでなく、男の子も大好きになること間違いなし!

Tmuuさん/30代/女性

きゃべたまたんていシリーズ

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 三田村 信行
出版社 ‎金の星社
発売日 ‎1998/12/1
価格 1,210円

話の展開がおもしろくて、ワクワクを共有できる

きゃべつ頭のきゃべたま探偵とその仲間たちが、次々と事件を解決していくシリーズです。

事件の一つ一つは複雑ではないので小学生にも理解しやすく、テンポよく展開していく話なので、物語に引き込まれて読み進められます。

恐竜が出てきたり、沈没船が出てきたり、話のバラエティーも富んでいます。

事件を一緒に解決していく中で、子供たちも頭を働かせ、ワクワクを共有することができます。

Green283さん/30代/女性

七つのぽけっと

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 あまん きみこ
出版社 ‎理論社; 復刻版
発売日 ‎2005/12/1
価格 1,650円

読みやすいのに心に残る、素敵な本

あまんきみこさんの短編集で、かわいらしいお話が七つ入っています。

こんなに短いお話なのに、どのお話も物語の設定が子どもでもわかって、情景と会話と心情が優しい言葉で書かれています。

文字の大きさやページの余白も、小さい子どもたちが読みやすい印象です。季節感のあるお話は、子どもといっしょに読んでいて、大人でも楽しくなります。

子どもが一人で一気に読んでも、一日に一話ずつ親子で読んでも、楽しい時間が過ごせる本です。

ncmsk523さん/50代/男性

ごんぎつね

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 新美 南吉
出版社 ‎偕成社
発売日 ‎1986/10/1
価格 1,540円

他者の悲しさに共感し、一生懸命に行動するごんの様子に胸を打たれる

小学校低学年の子どもたちに是非読んでもらいたい作品は「ごんぎつね」です。読み聞かせの方がもっと良いかもしれません。

一人ぼっちでいたずら好きな狐の「ごん」は、村の青年・兵十が川でとったウナギを逃がしてしまいます。しかしその10日後、兵十の母親が亡くなったことを知り、あの時のウナギは彼が病気の母親のために捕ろうとしていた物だったのだと気づきます。

自分と同じように一人ぼっちになってしまった兵十の悲しみを思う、ごんのやわらかな心の描写がすばらしいです。

心を痛め、兵十のために栗や松茸を運ぶごんのいじらしさ。けれど自分の存在に気付いてもらえない少しの悔しさも、痛いくらいに伝わってきます。

お話の終わり方はとても悲しいですが、まるで舞台を見ているような余韻のある描き方は素晴らしいと思います。

naokomezzoさん/50代/女性

としょかんライオン

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 低学年におすすめ度:
著者 ミシェル ヌードセン
出版社 ‎岩崎書店
発売日 ‎2007/4/20
価格 1,760円

ルールを重んじる事の大切さと、何のためにルールがあるのか考えるきっかけになる

幼稚園から小学生の間にこの絵本が自分で読めるかどうかで、児童書を読む力がついたかどうかわかります。

子どもが自力で読むと、ルールを重んじる事の大切さと、何のためにルールがあるのか考えるきっかけになると思います。

学校生活で様々な規則と連帯責任を問われる生活が始まるので、自分で意味を考えることはとても重要です。

洋書訳なので、登場人物の外国のお名前を読むのも新しい経験になりました。

makino_mmさん/40代/女性

まとめ

ママパパ500人が選ぶ小学生低学年におすすめの小説では、1位は『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂シリーズ』、2位は『かいけつゾロリシリーズ』、3位は『ルルとララのカップケーキ』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶ小学生低学年におすすめの小説25選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年06月16日~07月01日
回答者数:500人