編集部おすすめ：中学生の女子におすすめの小説18選
ここまでは、読書家500人が選ぶ中学生の女子におすすめの小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ中学生の女子におすすめの小説18選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ！
平成くん、さようなら
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 古市 憲寿 |
|---|---|
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2018年11月9日 |
| 価格 | 1,250円 |
どう生きるか、ということを考えるきっかけになる
生きることとは、死ぬこととは、というようなことをつい考えてしまう思春期の女の子には「平成くん、さようなら」がおすすめです。
もし尊厳死が認められた世界だったらどう生きるか、ということを考えるきっかけになるかと考えます。
別の世界線でありながら、ウーバーや知ってる芸能人の名前が出てくるなど、中学生にも読みやすい小説ですし、平成くんのイメージをそれぞれ頭の中で考えるのも面白いと思います。
czooさん/40代/女性
精霊の守り人
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 上橋 菜穂子 |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2007年3月28日 |
| 価格 | 693円 |
世界観が凝ってて面白く、ハラハラも感動の展開もどちらも楽しめる
中学生女子におすすめの小説だと、「精霊の守り人」シリーズがオススメです。
イメージ的には某魔法使いの長編小説の、もう少しページが少なくて読みやすいバージョンです笑
短槍遣いのバルサという女性が主人公の物語で、ファンタジーバトル小説になります。
仲間と協力しながら試練に立ち向かうバルサがとてもかっこいいです！
世界観が凝ってて面白く、ハラハラな展開も感動の展開もどちらも楽しめる作品です！
defeeさん/20代/女性
赤毛のアン
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | ルーシー・モード・モンゴメリ |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社; 新装版 |
| 発売日 | 2008年2月26日 |
| 価格 | 825円 |
いろいろなことを楽しんでいるアンの姿に、自分を投影して読める
アニメ化され、最近ではNHKの海外ドラマでも放送されていた作品です。
ヒロインのアンは、教師の資格取得のための学校で下宿生活をしながら、とても熱心に勉強しています。
中学生は、自分たちの高校受験を投影させることになると思います。
アンは詩の暗唱でコンサートに出たりと、青春も謳歌していて楽しいものになっています。
当初は男の子を欲していた養父マシューの、「10人の男の子よりアンのほうがいい」という言葉は名言です。
のぎく06さん/50代/女性
きみの友だち
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 重松 清 |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2008年6月30日 |
| 価格 | 781円 |
ローティーンならではの人間関係の悩みに良いヒントを与えてくれる
私自身も中学生の時に読んで、とても心に残っている小説です。
学校という狭いコミュニティの中で、一生懸命に自分の居場所を探す女の子・恵美と由香を中心とした短編集で、「本当に大人が書いたの？」と思うくらい共感したことを覚えています。
ちょっとしたことで人間関係が大きく変化したり、友達や家族など周囲の人たちとのコミュニケーションに悩む中学生にとって、この本はきっと良いヒントを与えてくれると思います。
mitsuko325さん/20代/女性
クリスマスキャロル
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | ディケンズ |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社; 新装版 |
| 発売日 | 2011年12月2日 |
| 価格 | 473円 |
悩みやすい時期だからこそ、本書のメッセージを深く受け取ることができる
ディケンズのクリスマス・キャロルと言えば世界的な名作なので、もしかしたら小学生のうちに読んでいるかもしれません。
ですが本書のメッセージを深く受け取ることができるようになるのは、クリスマスを無邪気に待っている子供よりも、色々な事に悩み、憤り、無力感を感じ始める思春期からだと思います。
留学等を考えている方は、教養として知らないと恥ずかしい程の知名度のある本ですので、原書で読んでみるのもよいかもしれません。
ogsykoさん/40代/女性
和菓子のアンシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 坂木 司 |
|---|---|
| 出版社 | 光文社 |
| 発売日 | 2012年10月11日 |
| 価格 | 734円 |
読みやすい長さで、和菓子にまつわるうんちくが分かりやすく、楽しめる
坂木司のヒットシリーズです。主人公は食べる事が大好きで、ちょっとふっくら系女子大生の杏子(通称アンちゃん)。百貨店の地下お菓子売り場の和菓子屋さんでアルバイトを始めました。
ただ可愛らしいだけ、美味しいだけと思っていた和菓子に、季節やモチーフ、そのお菓子が生まれた背景、深い意味や願いがあり、それを買い求めるお客様にもそれぞれの想いがあると知ります。
個性豊かな登場人物達が、杏子と共にお客様の抱える恋心や、悲しさや、思い出に寄り添い、気持ちと謎を解きほぐしていきます。
一つひとつのお話はそれほど長くありませんし、和菓子にまつわるうんちくが分かりやすく入っていて、それだけでも楽しく読めます。そして、こういうお店で働いてみたいと思わされる舞台設定です。
普段読書の習慣のない方にも読みやすい一冊だと思います。読後は和菓子屋さんに行きたくなりますよ。
aya_tigerさん/40代/女性
RDG レッドデータガールシリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 荻原 規子 |
|---|---|
| 出版社 | 角川グループパブリッシング |
| 発売日 | 2008年7月4日 |
| 価格 | – |
現代ファンタジーとしても、恋愛小説としても楽しめる
中学生の女子におすすめの小説は「RDG レッドデータガール」シリーズです。
箱入り娘の泉水子（いずみこ）は、突然、幼馴染の男の子の深行（みゆき）と東京の高校に進学するように言われます。
最初は仲の悪い二人ですが、学校生活を通して仲良くなっていきます。しかし修学旅行中に「姫神」と呼ばれる存在が現れ、命の危機が?
現代ファンタジーとしても、恋愛小説としても、おすすめの作品です。
すーとんさん/20代/女性
浜村渚の計算ノート
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 青柳 碧人 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2011年6月15日 |
| 価格 | 704円 |
数学を駆使してテロリストと戦う女子中学生が登場する、数学愛に溢れた一冊
私が女子中学生におすすめする小説は、浜村渚の計算ノートです。
浜村渚、低身長にピンクのヘアピン、ぽやっとしたどこにでもいそうな中学生の彼女は、実は数学が大好きです。
ある日、政府が打ち出した理系科目削減政策。大好きな数学を奪われた数学者達は、数学に関連したテロを起こしますが、渚は愛用のさくらんぼノートとピンクのシャーペンで立ち向かいます。
数学がわからなくても楽しめますし、数学がわかるともっと楽しめます(丁寧な解説もあります)。数学が苦手な私でもとても楽しめました。
テロと謳いながらもいつもどこかクスッとさせてくれる、数学愛に溢れた一押しの小説です。
moi1902さん/20代/女性
告白
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 湊 かなえ |
|---|---|
| 出版社 | 双葉社 |
| 発売日 | 2008年8月5日 |
| 価格 | 2,500円 |
思春期特有の残酷さに触れられる
思春期の子は、大人と子供の中間なので、不安定な残酷性を持っています。この作品は、そういった思春期特有の残酷さに触れられると思います。
3人の中学生が出てきますが、どの子もすごく残酷です。どうしてそういうキャラを持つようになったのか、バックグラウンドから掘り下げて、登場人物の人物像が見えてくると思います。
一見どこにでもいるような普通の子の方が、ある意味、特殊な残酷性をもっているのではないかと思いました。
わさかけさん/40代/女性
Re:ゼロから始める異世界生活シリーズ
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 長月 達平 |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 2014年1月23日 |
| 価格 | 704円 |
美少女がたくさん登場するかわいい世界観にハマる
「Re:ゼロから始める異世界生活」は女の子に人気の作品で、ゲーム化・アニメ化もされているので、知っている人も多いかと思います。
主人公よりも有名になってしまったレムを始め、美少女がたくさん出てきます。
中学生の女の子は可愛いものが好きだと思うので、おすすめだと思います。
tatanrikoloveさん/40代/女性
夢にも思わない
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 宮部 みゆき |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 2002年11月22日 |
| 価格 | 704円 |
ちょっぴりビターな青春ミステリで、恋愛要素があるため、ドラマチックに楽しめる
ミステリの女王、宮部みゆきさんの「親友『島崎君』シリーズ」二作目の作品です。続編ではありますが、前作よりも主人公の恋愛要素があるため、ドラマチックに楽しめます。
主人公の雅夫は片思いの相手、クドウさんと仲良くなりたいがために、彼女が巻き込まれた事件を解決しようと奔走します。
雅夫とその親友、島崎君により一度は落着したように思われましたが、二人はその先の「知らないままの方がよかった真実」の存在に気が付いてしまいます。
まさに「夢にも思わない」事件をさわやかに、でもちょっぴりビターに味わえる青春小説です。
男子の世界をのぞき見できるようで、ワクワクしたい女の子におすすめです。
あさり子さん/20代/女性
王妃の帰還
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 柚木 麻子 |
|---|---|
| 出版社 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2013年1月19日 |
| 価格 | 2,980円 |
女子高生のちょっぴり苦い人間模様にくすっと笑えて、自分自身の振り返りにもなる
女子の微妙な距離感を生々しく描く、本屋大賞受賞者の柚木麻子先生の作品です。
主人公の通う女子高には、絶対的スクールカーストがあって、主人公は「幸せな底辺女子」。はやりのものに興味はないけど、趣味の合う友達と楽しくやっていければいいと思っていました。
しかしある日、カースト頂点の「姫」のスキャンダルにより、クラス全体の人間関係がぐらぐら揺れていきます。
「わがままは我慢するべき？勇気をもって言うべき？」ふと自分の行動を思い直す、いいきっかけにもなる作品です。
あさり子さん/20代/女性
そして五人がいなくなる
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | はやみね かおる |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 1994年2月15日 |
| 価格 | 825円 |
「子供たち」が主人公の優しい推理小説
推理小説なのですが、随所にヒントが隠されており、注意深く読めば小学生でも謎を解くことができます。
才能に秀でたことで自由な時間が無くなった子供たちをメインに、事件が進展していきます。大人たちから見た子供と、子供の望むことは必ずしも一致していないことが伝わってきて、読む年代によって感想が変わってくるのが特徴です。
また、「読書が苦手な子供」に向けた作品と紹介されており、難しい内容でないのも特徴です。随所にギャグを入れて楽しませたり、人が傷つく事件は存在しなかったりなど、多感な子供への配慮が感じられます。
大人から子供まで楽しめる、読みやすい児童書籍です。
haduki0さん/30代/男性
美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 西尾 維新 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2015年10月20日 |
| 価格 | 726円 |
キャラの濃い面子が面白く、「推し」が見つかる
西尾維新「美少年」シリーズの第一巻です。薄めの文庫本なので、読みやすいと思います。
主人公・瞳島眉美は星を探していました。タイムリミットは14歳の誕生日。しかし、見つけられないまま14歳の誕生日が近づいたので、眉美は学園内にあるいかがわしい組織「美少年探偵団」に依頼するのですが・・・。
美少年探偵団のメンバーはほとんど中学生の少年で、文字通り、全員が美しい！笑
同じ中学生ならきっと共感できる部分もあるでしょうし、全員美形なので「推し」が見つけられると思います！
UMASANBAさん/20代/女性
ガールズ・ブルー
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | あさの あつこ |
|---|---|
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2006年11月10日 |
| 価格 | 550円 |
日常にこそ幸せがあることに気付ける
さっぱりとしながらも絆の強い女同士の友情を書いたものは少ないと思うのですが、これはまさにそのような感じです。
日常、現実にありそうな、多くの中高生が経験するんじゃないかと思われる友情が書かれています。
それがどれだけ尊いものか、日常にこそ幸せがあることに気付ける作品だと思います。
ycwさん/30代/女性
バッテリー
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | あさの あつこ |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2010年6月12日 |
| 価格 | 770円 |
人間関係の複雑さなどを現実的に描いていて、何歳になっても考えさせられる
主人公とその転校先で出会う、友人。その二人の性格はとても対照的で、そこがまず見どころの一つです。
しかしその溝を、互いの野球に対する思いから埋めていき、距離が近くなっていくというストーリーがとても心に沁みました。
人間関係の複雑さなどを現実的に描いていて、何歳になっても考えさせられる本の1つだと思ったため、お薦めします。
ミスラーメンさん/20代/女性
マンゴーのいた場所
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | ウェンディ マス |
|---|---|
| 出版社 | 金の星社 |
| 発売日 | 2004年12月1日 |
| 価格 | – |
自分の知らない世界が覗ける！
この小説の主人公は共感覚を持っています。文字に色が付いていたり、聞いた音から光や色が飛び出したり・・・共感覚を知らない人からするとSFのように聞こえますが、現実に存在する「知覚現象」です。
題名にもなっている「マンゴー」は主人公の猫です。マンゴーの足跡や、いた場所が主人公の目を通すといつもマンゴー色に色付くことから命名されました。
主人公はあるつらい経験のせいで、見えるもののことを誰にも話せずにいます。マンゴーの存在は彼女の支えでした。しかしある日マンゴーが死んでしまい、悲しみに暮れる主人公に変化が起こります。
共感覚がなくても、読んでいく内に主人公に共感してしまうのは、自分の感情が可視化されるように感じるからかもしれません。
中学生の女の子が悲しみから自分の力で立ち上がる再生の物語です。
yakooさん/30代/女性
ざ・ちぇんじ！
- 読みやすさ ：
- 物語の満足度 ：
- 女子におすすめ度：
| 著者 | 氷室 冴子 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 1996年3月22日 |
| 価格 | – |
双子男女入れ替わりのドキドキストーリーを平安時代の世界観で楽しめる！
舞台は平安時代の貴族社会。主人公は、大人しく繊細な双子の弟とは正反対の性格を持つ活発な女の子で、弟と男女を取り替え、若君として成長します。
男装して宮廷に出仕し活躍しますが、次第に主上に恋心を抱くようになります。
主人公の親しみやすい性格と純粋な恋模様には、思わず応援したくなる可愛らしさがあり、男装というシチュエーションならではのドキドキ感も味わえる、中学生の女子におすすめの一冊です！
麻 桃子さん/30代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶ中学生の女子におすすめの小説では、1位は『カラフル』、2位は『モモ』、3位は『君の膵臓をたべたい』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人が選ぶ中学生の女子におすすめの小説28選＆人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
中学生の女子におすすめの小説アンケートの詳細
| 第1位（52票） | カラフル |
|---|---|
| 第2位（52票） | モモ |
| 第3位（48票） | 君の膵臓をたべたい |
| 第4位（44票） | 恋空 |
| 第5位（38票） | 西の魔女が死んだ |
| 第6位（31票） | 博士の愛した数式 |
| 第7位（31票） | アルジャーノンに花束を |
| 第8位（15票） | 阪急電車 |
| 第9位（13票） | いま、会いにゆきます |
| 第10位（13票） | 君は月夜に光り輝く |
| その他（163票） | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法：インターネット調査調査期間：2021年07月22日～08月06日回答者数：500人