中学生に読んで欲しい本34選!大人500人が選んだ人気本

編集部おすすめ:中学生に読んで欲しい本24選

編集部おすすめの中学生に読んで欲しい本
ここまでは、大人500人が選ぶ中学生に読んで欲しい本の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶ中学生に読んで欲しい本24選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

アンネの日記

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 アンネ フランク
出版社 文藝春秋; 増補新訂版
発売日 2003年4月10日
価格 1,056円

自由のありがたみや、閉塞された環境の中での家族や他人との関わり方、自分の気持ちをどうコントロールするかなどを考える一助になる

『アンネの日記』は中学生のうちに是非一度読んで欲しい本の一つです。

第2次世界大戦中のナチス政権下、ユダヤ人に産まれたというだけで、捕まれば強制収容所に連れていかれ、獄死や殺処分が待っていたという暗黒時代。短い生涯を終えた、ごくごく普通の一人の女の子の心情が綴られています。

13歳からの2年間という「中学生時代」を、隠れ家で身を潜めて過ごすことで潰された少女の日記は、国も時代も深刻さも違うけれど、今少なからず行動の自由を奪われ鬱屈とした生活をしているであろう中学生たちには、感じることも多いのではないでしょうか?

あまり読みやすいとは言えない本ですが、この本を読むことで現在の自分を取り巻く環境と対比させて考えてもいいし、また今現在も世界中には同じように紛争やテロ、軍事政権などで命を脅かされながら暮らしている同じ年代の子供たちがいるということにも目を向けるきっかけとなって欲しいとも思います。

☆TOMOKO☆さん/40代/女性

アルジャーノンに花束を

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 ダニエル・キイス
出版社 早川書房; 新版
発売日 2015年3月13日
価格 946円

天才とは何か、幸せとは何かを考えさせてくれる!

周囲から見下されて生活していた知的障害者の主人公が、ある研究により、一気に能力が向上して天才になります。

天才になった主人公は、障害があったときはできなかったことに挑戦したり、社会を見返すために多くの行動に出ます。しかし、心優しかった彼は、人が変わったように横暴になってしまいます。そして、自分が天才でいられる期間は長く続かないと知り・・・。

能力を手に入れなかったほうが幸せに暮らせたのか?だからといって、障害があるままでは叶えられなかった夢もあったため、どっちの方が良かったのだろうか、と考えさせられる本です。

人の幸せとはどこにあるのか、ということを問いかけてくれる素敵な本だと思います。

hsgw0617さん/20代/女性

陽だまりの彼女

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 越谷 オサム
出版社 新潮社
発売日 2011年5月28日
価格 649円

人や動物を大切にしようという気持ちになれる

中学生に読んで欲しい作品は「陽だまりの彼女」です。男女共におすすめする感動作品です!

はじめはありきたりな何気ない日々を書いているお話だけど、だんだんと「これはこうだったのか!」と思うシーンがいくつもあり、人や動物を大切にしようという気持ちになれる作品です。

今だからこそできることや、今しか言えないことは何か考えさせてくれる青春ストーリーなので、今がいちばん楽しい中学生に是非読んでもらいたい本です!

最後は前向きになれて、とても感動します!

はにななさん/20代/女性

喜嶋先生の静かな世界

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 森 博嗣
出版社 講談社
発売日 2010年10月26日
価格 3,180円

学問とは、学ぶこととは何なのかを教えてくれる本

これからたくさんの学びがある中学生にぜひ読んでほしい本は「喜嶋先生の静かな世界」です。

この本は文字を読むことが苦手で、勉強が嫌いだった「僕」が、喜嶋研究室と出会って変わっていくというストーリーです。

本が苦手な人やなんとなく勉強している人、この本を通じて学ぶことについて考えてみませんか?

きっと読み終わって世界が変わって見えることでしょう。

pumtさん/30代/女性

きみの友だち

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 重松 清
出版社 新潮社
発売日 2008年6月30日
価格 781円

誰に自分を投影して読むかによっていろいろな捉え方ができる

短編集のようでいて、読むとアレアレ…と。実はすべてがつながっていて、面白いです。

いろいろな友だち関係が描かれていて、自分は誰の立場に似ているのか。誰に自分を投影して読むかによっていろいろな捉え方ができます。

キラキラ輝いて見える子にも、地味に見える子にも、それぞれの胸の内がある・・・切ない部分も多いけれど、友だち関係に悩む年頃にぜひ読んでもらいたい一冊です。

noaa_fbbfさん/40代/女性

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 岸見 一郎
出版社 ダイヤモンド社
発売日 2013年12月13日
価格 1,650円

スラスラ読めて、人の目を意識しなくてもよくなる

私は中学生の時、別室登校をしていました。

私のように、人とのかかわりに悩む中学生は少なくないと思います。そういう人たちには、この本をすすめたいです。

会話文のような書き方をしているのでスラスラ読めて、「人があなたに対してどう思うかはあなたが気にすることじゃない」という言葉に私は救われました。

私のように、救われる人が一人でも増えてほしいです。

aaadaさん/20代/女性

字のないはがき

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 西 加奈子
出版社 小学館
発売日 2019年5月22日
価格 1,650円

戦時中の生活がしっかりと伝わってきて、家族の愛が感じられる

「字のないはがき」は、向田邦子さんが、戦時中に実際に体験したことを綴った話です。

まだ小さい一番下の妹が疎開することになり、その妹と父親をはじめとした家族との交流が描かれています。

読むことによって、戦時中の生活がしっかりと伝わってきます。

当時、同年代の子どもたちがどのような思いで生活していたかということがわかり、家族の思いや絆も感じられます。

kotoriringoさん/40代/女性

「古典部」シリーズ

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 米澤 穂信
出版社 KADOKAWA
発売日 2001年10月28日
価格 572円

日常の謎にせまる高校生の奮闘が楽しめる

「やらなくていい事はやらない、やらざるを得ない事は最低限でやる」をモットーとする、省エネ高校生・折木奉太郎と、気になり出したらとまらない千反田えるを中心とした古典部が、日常の謎の解明に挑む小説です。

高校生の微妙な心情を互いに感じとり、悩みながら過ごしていく姿に共感する事が多いと思うので、中学生にオススメする小説です。

itohi98さん/50代/男性

筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 Testosterone
出版社 文響社
発売日 2018年12月14日
価格 2,068円

継続する大切さと、そのためにはなにをするべきかが筋トレから学べる

タイトル通り、筋トレと音楽についての本です!笑

なぜ中学生に読んで欲しいかというと、「継続する大切さと、そのためにはなにをするべきか」ということが筋トレから学べるという画期的な視点にグッと来たからです。

この本には著者が筋トレを継続することによって、知らず知らずのうちに手に入れていたスキルや、筋トレをすることによってのメリットがわかりやすく書かれています。

大袈裟かもしれませんが、この本を読んだか否かで、いろんな場面において差が出てくると思います。笑

puniko2さん/20代/男性

ドリトル先生アフリカゆき

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 ヒュー・ロフティング
出版社 岩波書店; 新版
発売日 2000年6月16日
価格 748円

仲間と「なんとかなる精神」があれば、どんなことも楽しく乗り越えられると教えてくれる

いつも動物たちのためにお金を使ってしまい、万年金欠のドリトル先生ですが、動物たちの言葉が分かるという特殊な才能をもっています。

そんな先生が動物たちと共に、サルを救うためにアフリカにいき、繰り広げられるどたばたコメディです。

なぜこの本がおすすめなのかというと、心から信頼できる仲間の大切さと、お金がなくてもなんとかなる精神で過ごす様子が学べるからです。それは現代において極めて有効な武器になると思います。

文字数もそこまで多くなく、手軽にさっと読めます。

いちじくざくろさん/20代/女性

かわいそうなぞう

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 土家 由岐雄
出版社 金の星社
発売日 1970年8月1日
価格 1,210円

動物たちを思う心を育む

「かわいそうなぞう」は、昔は小学校の教科書に掲載されていたこともあるお話です。

小学生でも読める文章ではありますが、内容的にはとても深く、中学生になってからの子どもたちに、あらためて読んでもらうとよいのではないかと思いました。

ある程度成長してからの方が、その当時の状況や、人間と動物の心の動きや絆などが、より感じられるのではないかと思うからです。

kotoriringoさん/40代/女性

クラバート

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 オトフリート=プロイスラー
出版社 偕成社; 改訂版
発売日 1980年5月1日
価格 1,760円

人としてどう生きるか、という深いテーマが隠されている

様々な感じ方をさせてくれる作品です。魔法ファンタジー、ミステリー、青春もの、恋愛もの。そこに人としてどう生きるか、という深いテーマが隠されています。

魔法学校が舞台ですが、中学生が読むと少し難しいところがあるかもしれませんし、暗いお話だと感じるかもしれません。

しかし読み手が年を重ねる度に、新たな発見ができる懐の深い作品です。

うらい あみさん/50代/女性

はなとゆめ

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 冲方 丁
出版社 角川書店
発売日 2013年11月7日
価格 2,480円

古文を学ぶ足掛かりになる!

中学生におすすめする本としては、「はなとゆめ」がよいと思います。

清少納言の視点から、彼女の周りで起きたことを描き出す話で、まるで枕草子の中に入り込んだような心持ちになります。

登場人物たちも、よく古文に出てくる面々なので、親近感が湧くと思います。

新しい教科として古文が加わる中学生が、苦手に思わないよう導入書としておすすめします。

71089ikさん/20代/女性

ツバメ号とアマゾン号

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 アーサー・ランサム
出版社 岩波書店
発売日 2010年7月15日
価格 836円

笑いあり涙ありのエピソードが夏休みにぴったりの冒険小説

とある兄弟4人が、夏休みにボートに乗り、無人島へキャンプに出かけます。

旅の過程で待ち受けるハプニングや、笑いあり涙ありのエピソード。定番の冒険物語と思われますが、実は全12巻の壮大なストーリーです。

こんな夏休みを過ごせたらきっと楽しいだろうなと思いつつ、なかなか忙しいであろう現代の中学生に是非、読んで欲しいです。

できれば電子書籍やスマートフォンでは無く、紙の本のページを繰ってほしいです。

みどり@shizuokaさん/30代/女性

水族館ガールシリーズ

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 木宮 条太郎
出版社 実業之日本社
発売日 2014年6月5日
価格 703円

働くこと、社会のことを知る入口になる一冊

題名の表す通り、水族館で働くことになった女の子の奮闘と恋愛、イルカをはじめとした生き物たちとの休みのない対峙など、そのストーリーにぐいぐいと引き込まれながら水族館の裏側を知ることのできる内容です。

また、我が家では「社会の仕組み」について、娘に説明するきっかけになった一冊です。

主人公の由香が、市役所勤務から全く経験のない水族館へ出向になったというエピソードから、「もし近い将来、無事に仕事に就くことができても、人生どういう方向に行くのかわからないものだよ」等、いろいろとディスカッションすることができました。

出向などという難しい話は、いきなり説明しても頭に入らないと思いますが、小説の世界に入り込んでいる時だからこそ、身近な話題なんだと多少理解ができたのでしょう。もちろん、それが負の方向ではないことを、この小説が教えてくれています。

これから徐々に大人に近づいていくたくさんの中学生に、突然、驚くようなことがやってきても、きっと由香のように生きられると伝えてくれます。

1000graceさん/50代/女性

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 渡 航
出版社 小学館
発売日 2011年3月18日
価格

主人公の独特の視点から発せられる言葉が最高に面白く、中学生にも刺さる

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、高校を舞台に繰り広げられる物語ですが、中学生が読んでも間違いなく刺さる小説となっています。

なんと言っても、主人公である比企谷八幡のひねくれた性格や、独特の視点から発せられる言葉が最高に面白いです。

思わず吹き出してしまうような展開が多いため、大変おすすめです。

jasuminn2000さん/20代/女性

おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 松村涼哉
出版社 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日 2016年9月10日
価格 627円

自分が信じるものが本当に正しいのかを考えさせられる作品

自分が考える正義について、それが本当に正しいのかを考えさせられる本でした。

本当の愚か者は誰か、周りの意見も交えてちゃんと考えないと、巡り巡って自分の愚かさに気づき後悔が重くのしかかる、という話です。

「後悔しないためにも、自分が信じた道を走り続ける」という話はよく見かけますが、こちらは忠告をする他人の話を振り切り、走り切った結果どうなったかが書かれているように思いました。

みずまくらさん/20代/女性

きいちゃん

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 山元 加津子
出版社 アリス館
発売日 1999年5月1日
価格

一人一人が一生懸命生きていることを考えさせられる

「きいちゃん」は、からだが不自由で養護学校に通う学生のきいちゃんという女の子が、まもなく結婚式をあげるお姉さんのために、一生懸命ゆかたを手縫いし、プレゼントをするお話です。

自分は結婚式に出ない方がいいのではないか、という葛藤や、大好きなお姉さんへの思い。当日、お姉さんがお色直しでプレゼントしたゆかたを着て登場するシーンなど、とても感動的です。

一人一人が一生懸命生きていることを考えさせられる名作です。

kotoriringoさん/40代/女性

海へ出るつもりじゃなかった

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 アーサー・ランサム
出版社 岩波書店
発売日 2013年5月17日
価格 836円

頼れる大人がいない状況で踏ん張る、主人公達の強い思いに感動する

子供たちだけでヨットの留守番をしていたところ、いつの間にか綱が解けて、ヨットが海に出てしまいました!

「ぼく」たち4人は、霧にまかれ嵐に襲われます。彼らが自分たちだけで大きな困難をどう乗り切るかが見所です。

特に、長男長女の「みんなを助けるんだ!」という強い思いに感動します。

gunew2mthhyさん/50代/女性

ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 雨宮 処凛
出版社 河出書房新社
発売日 2012年5月19日
価格

学校じゃ教えてくれない、新しい読書の楽しみ方を発見できるロックな一冊

本書は「読書が好きじゃない」「小説が好きじゃない」「本を読めって言われるのが嫌!」という中学生におすすめです。多分、ここで紹介されている本を一冊でも既に読んでいる中学生は、ほぼいないと言えるでしょう。

多様な本を紹介してくれる本書は、「なんだこりゃ、無茶苦茶だ!」「こんな大人がいるなんて!」と驚きの連続。ここまでタイトル通りの本ってある?!と感じるものばかり。笑

紹介される本はどう考えも学校で教わるような内容ではないのですが、決して鼻で笑うことができない主張があり、うっかり感動してしまうものもあります。

こわいもの見たさの好奇心でも楽しめるので、ぜひ悩みの多い中学生におすすめです。

あさり子さん/20代/女性

精神エネルギー

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 政木 和三
出版社 旺文社
発売日 1987年6月1日
価格

物理・科学・芸術に苦手意識を持っている人にとって、新しい見方ができるようなきっかけをくれる本

私がこの本に出会ったのは、36歳のころでした。もし、中学生の頃に出会っていたら、化学・物理・芸術に関して、もっと好意的に捉えて目標を高く持って励めていたかもしれないと思ったほどです。

この本を読み、「数学も美術もすべて同じ」「高度な科学発展は高度な精神性と共にある」ということに、衝撃を受けました。

更には科学の発展は精神性と連動している、呼吸法や精神性を高めること、愛を持って世の為人の為に役に立つ人間になる、というところまで話が繋がっていきます。

少し難しい本かもしれませんが、これからの日本・世界を担っていく若者に、お薦めの一冊だと思っています。

バナナップルさん/40代/女性

14歳からわかる生命倫理

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 雨宮 処凛
出版社 河出書房新社
発売日 2014年5月26日
価格

「答えのない解答」を求め続けることは必ず生きる糧になる

「生命倫理」という言葉を聞いて、何かイメージすることはありますか?私は最初、何もピンときませんでした。

本書では、進化し続ける「医療」や「科学」とは対照的に、置いてきぼりにされる「倫理」について中学生にもわかりやすく解説されています。

環境や生き方によって「命」の在り方、見方は形を変えてしまいます。学校では誰も教えてくれないことですし、見ようとしなければ見えないことかもしれません。

そもそも「倫理」について、考えなくても生きていくことはできます。しかし、「答えのない解答」を求め続けることは必ず生きる糧になります。

自分が納得できる道を選べるように、「命」について考えてみるのはいかがでしょう。

あさり子さん/20代/女性

夏と花火と私の死体

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 乙一
出版社 集英社
発売日 2000年5月19日
価格 462円

ハラハラドキドキしながら、飽きずに一気に読める

乙一さんのデビュー作です。私は中学1年生の夏休みに出会い、タイトルが衝撃的で興味がわき、読んでみました。

少女が仲良しの子に殺されてしまい、その少女目線で進行する物語です。

今までになかった目線での作品で、どうなるの?とハラハラドキドキしながら、飽きずに一気に読めます。

そのあとも何度も読み返したくなる作品です。

zzz1224さん/20代/女性

怪物――わたしたちのべつの顔?

  • 読みやすさ    :
  • 内容の専門度   :
  • 中学生におすすめ度:
著者 ピエール ペジュ
出版社 岩崎書店
発売日 2011年9月23日
価格 1,430円

自分の知らない自分と向き合うきっかけになる

この本は「10代の哲学さんぽ」シリーズの5作目となりますが、続き物ではないのでこの巻だけ読んでも大丈夫です。

私達は自分の受け入れがたいものに対して「怪物のようだ」と表現し、恐怖することがあります。一方で、その嫌悪の対象について、ふと冷静になると「あの時なんであんなに怒ってしまったのだろう」「どうしてあんなにも許せなかったのだろう」とはっとすることもありませんか?

本書ではしばしば『怪物』を「理解のできないもの」として表現しています。私達は誰もがわかり合えるわけではありません。誰かを強く憎み、嫌い、傷つけてしまうことがあったとき。もしかしたら、自分も誰かの怪物になっているのかも……?

怪物とは何か、それを考えることは、もしかしたら自分の知らない自分と向き合うことなのかもしれません。

鏡を見ている表紙を見て、ちょっとドキっとした人はぜひ手に取ってみてください。

あさり子さん/20代/女性

まとめ

大人500人が選ぶ中学生に読んで欲しい本では、1位は『夢をかなえるゾウ』、2位は『モモ』、3位は『風が強く吹いている』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、大人500人が選ぶ中学生に読んで欲しい本34選&人気ランキングを理由と共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月23日~06月07日
回答者数:500人