中学生におすすめの感動する本・小説33選&ランキング

読み進める内に涙が出てくるような感動の物語で、かつ中学生でも読みやすい本や小説を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで中学生におすすめできる感動する本や小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ中学生におすすめの感動する本・小説33選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

中学生におすすめの感動する小説人気ランキング

中学生におすすめの感動する小説ランキング

まずは、中学生におすすめの感動する小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ中学生におすすめの感動する小説』によると、1位は『モモ(142票)』、2位は『君の膵臓をたべたい(66票)』、3位は『かがみの孤城(44票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、中学生におすすめの感動する小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/142人がおすすめ

【1位】モモ

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 ミヒャエル・エンデ
出版社 岩波書店
発売日 2005年6月16日
価格 880円

現代社会への風刺と警告が含まれ、生活の中でも支えになってくれる

ミヒャエル・エンデ作「モモ」は、ちょっと世の中を斜めに見出した、現代社会に疑問を投げかけたい時期の中学生におすすめです。

時間どろぼうと、円形劇場に住む不思議な女の子・モモ、そこに集う仲間たちの物語なのですが、現代社会への風刺と警告が含まれています。

ファンタジーとしての楽しみだけでなく、生活の中でも支えになってくれるような本です。

kazuyoshi11さん/30代/男性


時間の大切さを学べる

私が中学生におすすめする本は、「モモ」です!

この本は、時間泥棒が次々と人間の時間を奪っていくのですが、それに立ち向かうモモと仲間たちのお話です。

子供向けに難しい漢字は使われておらず、ひらがなが多めです。私は大人になってから読みましたが、子供の時に読みたかったです。

時間の大切さを学べるので、ぜひ中学生に読んでみて欲しいです。

noelmodeさん/30代/女性

500人中/66人がおすすめ

【2位】君の膵臓をたべたい

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 住野 よる
出版社 双葉社
発売日 2018年7月25日
価格 825円

1日1日を大切に過ごして欲しいと訴えかけてくる一冊

ただの恋愛本ではなく、1日1日を大切に過ごして欲しいと訴えかけてくる一冊になっています。

主人公と彼女はどこにでもいるような高校生ですが、彼女は重い病と闘っています。ひょんなことからそれを知ることとなった主人公と、少しずつ距離を縮めていきます。

明るく振る舞う彼女は全く苦しむ姿などを見せずに、かけがえのない二人の時間を楽しそうに過ごします。しかし、二人の終わりは思いもよらぬ形で訪れます。

中学生には、思春期の一瞬一瞬を大切にして欲しいので、おすすめの本です。

ミスラーメンさん/20代/女性

500人中/44人がおすすめ

【3位】かがみの孤城

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 辻村 深月
出版社 ポプラ社
発売日 2017年5月11日
価格 1,980円

登場人物全員に感情移入できる物語

この本の登場人物たちは全員中学生なので、これからこの物語を読もうとする中学生にはピッタリな内容だと思います。

物語のいたるところに散りばめられた伏線が気になって、一気に読み進めてしまいます。

登場人物たちはどこにでもいる中学生であり、様々な悩みを抱えていることからも、主人公たちに自分を重ね合わせてしまう場面も多々あると思います。

読了後には、物語の登場人物たちがその後どんな人生を送っていくのか、それを想像する楽しみも持ち合わせている作品です。

ttt800721さん/40代/男性

500人中/38人がおすすめ

【4位】坊ちゃん

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 夏目 漱石
出版社 集英社
発売日 1991年2月20日
価格 286円

憎めない坊ちゃんの人間性や、登場人物の心情描写など、文章の美しさを味わって欲しい

坊ちゃんは、夏目漱石の名著の1冊ですが、日本語の文章の美しさがあると思います。

また、坊ちゃんを取り巻く登場人物が、坊ちゃんに対していろいろなことを考えている心情と、坊ちゃん自身の心の動きを味わうことができます。

時代背景は昭和初期のものだから、今の中学生には解りにくいところもあるかと思いますが、直情径行な坊ちゃんのキャラクター性は時代を超えて愛されると思います。

面白みがあふれていますので、ぜひ味わって欲しいと思います。

puresuryさん/50代/男性

500人中/31人がおすすめ

【5位】風が強く吹いている

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 三浦 しをん
出版社 新潮社
発売日 2009年6月27日
価格 1,045円

記録よりも大事なものは何かを教えてくれる感動作

箱根駅伝を目指す主人公が、10人の仲間と共に駅伝に挑戦する物語です。

大学生の話ですが、「自分が大事にしていくものは何か」を見つけていく中学生にピッタリの小説です。

夢を見ることの大切さや仲間との繋がり、信頼が、「襷を繋げる」という行為を通じて見事に表現されています。

彼らが得たものは記録ではなく、それぞれの記憶であり、それらは財産になっていく・・・大事なものは何かを教えてくれる感動作です。

itohi98さん/50代/男性

500人中/21人がおすすめ

【6位】ツナグ

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 辻村 深月
出版社 新潮社
発売日 2012年8月27日
価格 781円

実際には起こり得ないが、様々な人の人生が垣間見えてとても感動する

中学生におすすめの感動する本だと、「ツナグ」がオススメです。

「死んでしまった人に日が昇るまで会うことが出来る」という能力を持った主人公が、色々な人の会いたい人に会わせてあげて、感謝や生前に伝えきれなかった様々なことを伝える感動ストーリーです。

映画化されているので、本を読んだ後に映画を見てもよし、映画を見てから本を読んでもよしです。

hana087_cwさん/20代/女性

500人中/17人がおすすめ

【7位】Good Luck

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 アレックス・ロビラ
出版社 ポプラ社
発売日 2004年6月22日
価格 1,320円

「幸運を得るためにはどうするべきなのか」を改めて考えさせてくれる物語

四つ葉のクローバー(作中では魔法のクローバー)を題材にした、まるで童話のような世界観を持ったお話です。

外国人作家の本なので一見、中学生には手に取りにくい印象があるかもしれませんが、話の展開の面白さに、最後まで読み切れてしまうちょうどいい長さの本です。そのため読書が苦手な子でも楽しめる一冊です!

単に話が面白いだけでなく、章と章の間に挟まれている詩、そのメッセージに強く心を掴まれます。「幸運」や「幸せ」は誰でも求めてしまうもの。でもそれを得るためにはどうしたらいいんだろう、今の自分はそのために何をしているんだろう、これから自分はそのために何ができるんだろう…そういったことを自然と深く考えさせてくれます。

魔法のクローバーを探すという目的は同じだったはずなのに、たった7日間で大きく道を違えた2人の騎士。2人の未来がどう変わっていったのか、ぜひこれから大人になっていく子どもたちに見届けてほしいです。

ちぃ@1225さん/20代/女性

500人中/17人がおすすめ

【8位】アルジャーノンに花束を

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 ダニエル・キイス
出版社 早川書房; 新版
発売日 2015年3月13日
価格 946円

人の幸せとは何なのか考えさせられる

パン屋で働く心優しい青年チャーリィは、重い知的障害を持っていて、いつも「みんなと同じになりたい」と思っていました。

彼はある日、臨床試験の被験者に選ばれ、ハツカネズミのアルジャーノンと共に手術を受けて天才になります。すると様々な現実に嫌気がさし、彼は小さな世界から飛び出します。

今まで出会ったことのない人々との関わりや、出来なかったことを経験するうちに、彼はどんどん賢くなりますが、同時に知りたくなかったつらい事実なども理解するようになっていきます。

また、注目すべき点はチャーリィの精神の幼さです。中身の成長がないまま知能だけが天才になったため、子供っぽく周りの人間を見下す青年になって、周囲が離れてしまいます。

そして彼とアルジャーノンが手術の副作用で苦しむ描写と、その結末…これは思春期の中学生にはとても大切な要素だと思います。

この本一冊でたくさん学べることが多いかと思います。

YUNAMO101さん/20代/女性

500人中/17人がおすすめ

【9位】ホームレス中学生

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 麒麟・田村裕
出版社 ワニブックス; 初版
発売日 2007年8月31日
価格 1,430円

過酷な環境の中、逞しく生きている主人公が魅力的

「ホームレス中学生」は芸人である麒麟・田村裕の自伝です。

彼は親のせいで13歳で家を失ってしまい、厳しい生活を強いられます。独り、近所の公園で寝泊まりし、段ボールをかじったりハトの餌で飢えを凌ぐなど、過酷な生活が続きました。

しかし、貧しい生活の中でも犯罪には手を染めず、芸人になる夢を持って、たくましく生きている主人公が魅力的です。

友人や家族との絆を感じることが出来ますし、現代の中学生にも読んで欲しい本です。読みやすいので、お勧めしたい小説です。

mokomi27さん/50代/女性

500人中/13人がおすすめ

【10位】図書館戦争

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA/角川書店
発売日 2011年4月23日
価格 734円

映画化もされていて、テンポ良く話を読み進められる

人に悪影響を及ぼすとされる、メディアや媒体を排除しようとする法律が制定された、架空の日本が舞台です。

メディア良化隊の武力行使で強引な検閲から本を守るため、図書館の自衛隊「図書特殊部隊:通称ライブラリータスクフォース」に所属する主人公の成長と、恋愛模様が書かれています。

小説、漫画、アニメ、映画などのメディア展開も豊富なので、それぞれの違いを楽しむのもアリかと思います。

W-sugarさん/30代/女性