ミステリー小説の名作おすすめ31選&読書家500人ランキング

謎が謎を呼ぶミステリー要素があり、かつ初心者でも気軽に読むことが出来るミステリー小説の名作を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、ミステリー好きが実際に読んでおすすめできるミステリー小説の名作と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、ミステリー好き500人が選ぶミステリー小説の名作31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの名作ミステリー小説人気ランキング

おすすめの名作ミステリー小説ランキング

まずは、おすすめの名作ミステリー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの名作ミステリー小説』によると、1位は『容疑者Xの献身(60票)』、2位は『火車(60票)』、3位は『白夜行(59票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの名作ミステリー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/60人がおすすめ

【1位】容疑者Xの献身

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 文藝春秋
発売日 2008年8月5日
価格 770円

ミステリーなのに泣ける

最初、本を手に取った時、タイトルの容疑者Xの献身とはどういう意味なのだろうと思っていました。

話を読み進めて行っても、序盤ではなかなかそのタイトルの意味にたどり着けませんでした。

後半になって、死体すり替えトリックの謎が解明されていくとともに、何故犯人はその事件を起こしたのか、事件の背景には何があるのかというところを知ると、タイトルの意味が理解でき、泣けてくる作品です。

nagomikishiko777さん/20代/女性

500人中/60人がおすすめ

【2位】火車

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 宮部 みゆき
出版社 新潮社; 改版
発売日 1998年1月30日
価格 1,100円

登場人物が魅力的で、余韻がいつまでも残る

宮部みゆき原作の「火車」は、原作もTVドラマ化したものも、どちらも大変面白く堪能しました。

主人公の生きざま(勿論悪事に手を染めているのですが)、そして主人公を追うシングルファーザーの刑事もとても味があり、魅力的でした。

鑑賞した後の余韻がいつまでも残り、その後、宮部みゆきさんの小説を10冊ほど読み、しばらくハマっていました。

platanus_43afさん/50代/女性


主人公が探している女性は何者なのかが気になり、先へ先へと読み進んでしまう

求職中の刑事である主人公は、親戚の男性から「婚約者が行方不明になったから探してほしい」と頼まれ、引き受けます。

でもその女性の履歴書を調べると全くのでたらめで、彼女が全くの別人であったことが分かります。そこから、この女性はどこの誰なのかと読者は気になって仕方が無くなると思います。

途中に挟まれる弁護士の説明が、とても分かりやすいものになっています。

2回ドラマ化されており、私はドラマを見てから読みましたが、それでも新しい事実が明かされるたびにドキドキしました。

のぎく06さん/50代/女性

500人中/59人がおすすめ

【3位】白夜行

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 集英社
発売日 2002年5月25日
価格 1,430円

救いようのない話だが、最後まで読むと胸が熱くなる

ある事件に関わることで、次々と悪事に手を染めてしまう生活を送る二人の物語です。

二人の犯行は完璧で、警察もなかなか解決できないほどです。次はどうなるのかとハラハラし、読む手が抑えられません。

二人の行く先に希望などはありません。かなりショッキングな内容で、救いようのない話ですが、最後まで読むと、胸が熱くなり、この作品の独特の世界観に魅了されてしまいました。

重たい内容の長編小説にも関わらず、あっという間に読めてしまい、しばらくは他の本を読む気になれませんでした。何度も読みたくなる作品です。

k7241さん/30代/女性

500人中/47人がおすすめ

【4位】イニシエーション・ラブ

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 乾 くるみ
出版社 文藝春秋
発売日 2007年4月10日
価格 693円

読み始めと読み終わりで全く印象が変わる

この小説の読み始めと読み終わりでは、物語に対する印象が全く異なります。

ミステリーの中でも、比較的感情移入しやすい作品なのではないかと思います。

最終局面では、こんなに伏線があるのに、気づけなかった自分が悔しいと思っていたら、最後の最後でさらに呆然としました。

何回読んでも見応えのある作品で、個人的には映画よりも原作の方が良いと思います。

ryotacrownさん/20代/女性

500人中/45人がおすすめ

【5位】十角館の殺人

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 綾辻 行人
出版社 講談社; 新装改訂版
発売日 2007年10月16日
価格 946円

作りこまれたストーリーとラストの衝撃

綾辻行人先生の「館」シリーズの第1作目です。アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」などが好きな方には特にお勧めです。

大学のミステリー研究会の7人が十角館を訪れます。次々に起こる殺人事件の結末、その表現に驚愕させられるはずです。

最後のこの1行のために、すべての物語が存在しているのではないかと思わせる展開です。

内容自体はとっつきやすく、すんなりと頭に入ってくると思いますので、ミステリー小説初心者にも十分お勧めの1冊です。

めんちりさん/40代/男性

500人中/32人がおすすめ

【6位】謎解きはディナーのあとで

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 東川 篤哉
出版社 小学館
発売日 2010年9月2日
価格 1,512円

お嬢様と執事ではあり得ない話の掛け合いに、笑いあり、胸キュンあり

「謎解きはディナーのあとで」は誰が読んでも楽しめる作品だと思います。

大財閥のお嬢様かつ新米刑事でもある主人公・麗子と、彼女の執事兼運転手で毒舌家の影山の掛け合いは、ミステリーの中に度々おとずれる笑いのポイントです。

普通だったらお嬢様に毒舌を吐くなんてあり得ないのに、それを許してしまえる執事の推理力や、シリアスな場面でお嬢様を助ける時のかっこよさなど、見所満載です。

何度読んでも笑いあり、胸キュンありのミステリー作品です。「ミステリーは頭使いそうで苦手・・・」という人にも、楽に楽しく読んでもらえると思います。

na3103miさん/20代/女性

500人中/22人がおすすめ

【7位】ダ・ヴィンチ・コード

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 ダン・ブラウン
出版社 角川書店
発売日 2006年3月10日
価格 660円

歴史・絵画・推理・宗教と奥が深い内容で読みごたえがある

すっごくハマるミステリー小説でした。色々勉強できた感じです。歴史モノが強い人にとっては知的好奇心を擽られると思います。

世論通り、内容等理解することが難しかったですが、舞台や取り上げられた事物、登場人物等、どれも素晴らしく魅力的です。

どちらかというとキリスト教批判が強い作品だと思いました。美術・音楽・宗教・歴史…あらゆるジャンルをスパイラルしながら練り上げて行き、ひとつの壮大なスケールの物語を展開してくれます。

seiko39さん/40代/女性

500人中/18人がおすすめ

【8位】悪の教典

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 貴志 祐介
出版社 文藝春秋
発売日 2012年8月3日
価格 825円

後味の悪い話だと分かっていながら、何度も読み返してしまう

高校の英語教師、蓮実聖司はとてもイケメンで、性格の良さや爽やかさで生徒や保護者から大人気でした。

でも彼の本性は、自分にとって邪魔者だと感じたら、どんな人でも躊躇なく殺していく殺人鬼でした。

生徒同士の友情や切ない恋愛も垣間見られますが、そんな生徒も次々と殺されてしまう、本当に後味の悪い話です。

後味の悪い話だと分かっていながら、何度も読み返してしまう不思議な作品です!

china_e6faさん/30代/女性

500人中/15人がおすすめ

【9位】模倣犯

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 宮部 みゆき
出版社 新潮社
発売日 2005年11月26日
価格 935円

鬼気迫る臨場感で、長編作でも一気に読める

行方不明者たちがどれほどいるかわからない現在、彼らがどうなっていようと、気にする人はほとんどいないのが現状です。その点に目を付けた犯人の二人が、女性を拉致監禁して犯罪に浸ります。

犯罪者の気持ちが赤裸々に描かれて恐怖でした。でも鬼気迫る臨場感で、長編作でも一気に読めました。

最後の犯人の捕まり方が、犯人の性格を利用していて爽快です。人間を見下していた犯人が実はすごくもない、ただの犯罪者だというのがスッキリしました。

kialaさん/30代/女性


サスペンス要素が強いが、人間の心に潜む悪意の描写が秀逸

宮部みゆき先生は、私が大好きな作家さんです。

物語が読みやすく、途中でやめられないため、先が気になって徹夜して読んだこともあります。

この「模倣犯」は、代表作と言ってもいいほど人気のある作品です。

サスペンス要素が強いですが、人間の心に潜む悪意が滲み出る点と、『誰か』『名もなき毒』の犯罪被害者と加害者の双方の視点で描かれている点が魅力的です。

mon72さん/40代/女性

500人中/14人がおすすめ

【10位】真夏の方程式

  • 読み応え度  :
  • 物語の満足度 :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 文藝春秋
発売日 2013年5月10日
価格 836円

殺人事件の解明の鋭さと、その後処理の思いやりに感動する

東野圭吾氏の「探偵ガリレオシリーズ」ですが、ミステリーの名作と呼んでいいと思います!

夏休みに、鄙びた美しい海辺の町で起こる事件、ひょんなことから探偵というか、物理学者の湯川学が小学生と知り合い、自由研究をする場面などを挟みながら、海底開発や寂れていくホテルや旅館の事情を無理なく語っていきます。

殺人のトリックも「なるほど」と言えるもので、それを悟ってしまった湯川がどう対処するのか、彼の人間らしさが垣間見えるのがまた魅力です。

mikey16jardinさん/50代/女性