ホラーミステリー小説おすすめ26選&読書家500人ランキング

思いっ切り怖いホラー要素があり、尚且つミステリーの要素も兼ね備えたホラーミステリー小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできるホラーミステリー小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめホラーミステリー小説26選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめのホラーミステリー小説人気ランキング

おすすめのホラーミステリー小説ランキング

まずは、おすすめのホラーミステリー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめのホラーミステリー小説』によると、1位は『黒い家(113票)』、2位は『容疑者Xの献身(61票)』、3位は『ぼぎわんが、来る(59票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめのホラーミステリー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/113人がおすすめ

【1位】黒い家

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 貴志 祐介
出版社 角川書店
発売日 1998年12月10日
価格 748円

リアルでも起こりそうな生々しい内容が怖い

保険会社で働く男性が主人公の話だけど、保険金目当てに恐ろしい企てをする女性に狙われまくるという話です。

虚構の世界の話なのに、リアルでも起こりそうな生々しい内容となっており、読んでいるとかなり怖くなってきます。

結末は予想外といった感じではないけど、後味が悪い感じで、ホラーミステリーとして完成度の高い作品です。

いぬねことりさん/30代/女性


実際に起こりうる感じがして、背筋が寒くなる

保険金殺人がテーマになっている小説です。発表された翌年に和歌山カレー毒殺事件が起きて、似ていると話題になりました。

状況や心理描写、人間関係など、実際に起こりうる感じがして、かなり背筋が寒くなります。

一切、超常現象や原因不明な事態が起きないのも怖いです。

残酷な描写もあるので、夜に一人で読むのは勇気が入ります。

itohi98さん/50代/男性

主人公と一緒にどんどん追い詰められていく気持ちになる

貴志祐介の「黒い家」はとても怖かったです。

主人公は保険会社で働く会社員ですが、保険会社というのはこんな恐ろしいことが起こる可能性があるのかと、心底同情してしまいました。

読み進んでいくうちに、主人公と一緒にどんどん追い詰められていき、逃げるように一気に読み終わってしまうような作品です。

サイコホラーがお好きな方には特におすすめです。

Tir0612さん/40代/女性

ジメジメとしたジャパニーズホラーのテイストが最高!

「黒い家」の最大の魅力は、ずっと肌にまとわりつくような気味の悪さです!読んでいる最中に何度も後ろを振り返りたくなります。

段々、不気味さに飲み込まれていく主人公が、私たち読者とリンクします。

お話の緩急が秀逸で、ゆっくり進んでいた筈のストーリーが急にスピードアップしたり、突然ブレーキがかかったり……最後まで作者の手のひらの上で踊らされます。

じわじわと足元から侵食されていくようなホラーがお好きな方にオススメの一冊です!

ayanyanko0159さん/20代/女性

500人中/61人がおすすめ

【2位】容疑者Xの献身

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 文藝春秋
発売日 2008年8月5日
価格 770円

人物像や心理描写が丁寧に描かれていて読みやすい

言わずと知れたガリレオシリーズの中の1作で、主要な登場人物の人物像や心理描写が丁寧に描かれています。

私利私欲のためではなく「かばうため」なのに、緻密な計算の上に犯行が成り立っているので、ホラー・ミステリー小説が苦手、若しくはそれほど好きではないという方でも、満足して読み進めることが出来ると思います。

犯行場面の描写はホラー度は控え目なので、手に取りやすい1冊だと思います。

rei_21さん/40代/女性

500人中/59人がおすすめ

【3位】ぼぎわんが、来る

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 澤村伊智
出版社 KADOKAWA
発売日 2018年2月24日
価格 748円

おぞましすぎるバケモノとの戦いに戦慄!

今回、私がおすすめするホラーミステリー小説は、「ぼぎわんが、来る」です。この小説は「来る。」という題名で実写映画化されています。

主人公のフリーライター・野崎が、謎の怪奇現象に悩まされている田原家に相談され、野崎の知り合いの霊媒師兼キャバクラ嬢の比嘉真琴に依頼するという内容ですが、その謎の怪奇現象の正体である「ぼぎわん」というものがかなりおぞましいです。

妖怪でも幽霊でもない、まさに「化け物」という名にふさわしいものと対決する、という内容で、終盤は霊媒師とぼぎわんの全面戦争で読み応え抜群です。

papillon.kobeさん/20代/男性


最後まで正体不明が一番怖い!

この作品は、今までのホラー小説とは一味違う作品です。大人気で映画化もされ、色々な人に愛されています。

なんと言っても「ぼぎわん」という正体不明の恐怖が襲ってきて、しかも最後の最後までしっかりとした説明がないという、不完全燃焼な所が怖さを引き立ててくれます。

また、「個性豊かな登場人物達が迫り来る怪異と闘う」という今までのホラーではあまりないバトルシーンも楽しめます。

0607ihmrさん/30代/女性

500人中/38人がおすすめ

【4位】夏と花火と私の死体

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 乙一
出版社 集英社
発売日 2000年5月19日
価格 462円

弱冠15歳が書いた、死体の「私」目線で語られる緊張感が秀逸

田舎で起きた悲しい出来事から始まった、死体となった「私」の目線で展開していくストーリーです。

ギリギリで見つかりそうで見つからない「私」と「犯人」。その緊張感と、日本の古き良き田舎町の夏の情景のじっとり肌にまとわりつくような雰囲気により、更にスリルが増していきます。

読み終わるまで、ザワザワしたものが体の中でくすぶる感じがたまらないです。

ライトノベルの公募作品でありながら、ライトノベルと分類するのが惜しいと感じてしまう完成度。しかも作者はこれを弱冠15歳で書き上げたというのも驚きです。読み終わったあと、作者の他の作品も読みたくなるはず!

takafuji_cwさん/30代/女性


逃げ出したくなる状況も多く、冷や汗が止まらない

今や、知らない人はいない小説家・乙一さんのデビュー作です。これを書いたのが当時15歳の少年だと知り、衝撃でした…。

題からしてショッキングなのですが、最初から最後まで最高に胸糞悪いお話です。

悪びれない、無邪気な子供達の残酷なひと夏の出来事が綴られているのですが、逃げ出したくなる状況も多く、冷や汗が止まりません!

花火の季節に読むのがぴったりの一冊です。

aoaomonさん/30代/女性

独特の視点から物語を眺めているような奇妙さが面白い

まず面白いと思ったのは、死体となった「私」目線で物語が進んでいくところで、そんな前提に惹かれて読み進めていくと、まんまと物語の世界観にのめり込んでしまいました。

話の進み方は淡々としているようで人間味もあり、どんな場面を読んでいても奇妙な感覚が付き纏ってきます。

読み終わった後は様々な感情の余韻に浸れる作品です。

濃密なミステリーをサクッとテンポ良く読みたい方にオススメです。

otm100さん/30代/女性

500人中/28人がおすすめ

【5位】マスカレード・ホテル

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 集英社; 第6版
発売日 2014年7月18日
価格 836円

最後にすべてのミステリーポイントがつながり、爽快!

映画化もされた、ミステリーの巨匠・東野圭吾の作品です。

舞台はコルテシア東京という高級ホテルで、殺人予告をほのめかす事件が発生し、現職の刑事がホテルマンに扮装して潜入し、犯人を追い詰めるというストーリーです。

物語の所々に散らばっているパズルのピースが、最後にカチっとはまる感じが、読んでいて爽快な作品です!

whi10pebblev6vさん/30代/女性

500人中/22人がおすすめ

【6位】天使の囀り

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 貴志 祐介
出版社 角川書店
発売日 2000年12月8日
価格 880円

自然の脅威や真実味のある恐怖に震撼する1冊

心理描写を得意とする貴志祐介の代表作の中の1冊ですが、この作品では得体のしれない野生動物が発端となった寄生と、それによって引き起こされる症状が緻密に書き進められており、背筋がゾッとして変な汗をかいてしまうこと間違いなしです。

人間がどうあがいても逃れられない性(さが)や、壊れていく身近な人の姿を悲しみつつも自分の身を守らなければならない苦悩なども描かれており、突拍子もない設定ながら、なぜか「自分の身にも起こるのでは?」という不安に駆られてしまうので、読み始めるタイミングにはお気をつけください。

rei_21さん/40代/女性

500人中/22人がおすすめ

【7位】すべてがFになる

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 森 博嗣
出版社 講談社
発売日 1998年12月11日
価格 869円

個性的な登場人物と斬新なトリックが魅力の、理系ミステリーの金字塔

登場人物の個性が強めで、ライトノベルのような要素もあります。

ですが全体としては理系思考からの切り口で書きすすめられているので、登場人物だけが際立つのではなく、物語としては淡々と進みます。

強烈なインパクトを残す死体の発見場面が前半のハイライトとなり、後半のどんでん返しとトリックも斬新で読み応えがあるので、古典的ミステリー愛好家にこそ読んで欲しい、お勧めの1冊です。

rei_21さん/40代/女性

500人中/22人がおすすめ

【8位】殺戮にいたる病

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 我孫子 武丸
出版社 講談社
発売日 1996年11月14日
価格

グロテスクな描写以上に、最後の一行が衝撃的

有名作家の我孫子武丸によるサイコホラーミステリーです。

連続殺人者とその家族、犯人を探す人と複数人の登場人物によって時系列を前後しながら物語が進行していきます。

とにかく犯人がサイコで、殺戮の描写もグロテスクです。心理学のフロイトに着想を得ているようなので、フロイトを勉強したことがある人にはおすすめです。

特に最後の一言に全ての謎が集約されている構成が見事です!

geout501bandさん/30代/男性

500人中/18人がおすすめ

【9位】残穢

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 小野 不由美
出版社 新潮社
発売日 2015年7月29日
価格 693円

読んでいる自分にも影響が出てくるのではないかと錯覚してしまう

そこに住んだ人だけでなく、携わった人にまで影響が出てくるところが怖いです。

私は図書館で借りて読んだのですが、正解でした。何故なら、この本を自宅に持っていること自体が物凄く怖いのです。

自分にも影響が出てくるのではないかと錯覚してしまうくらいでした。

一人暮らしの方にはあまりお勧めできないです。

cools5095さん/50代/女性

500人中/15人がおすすめ

【10位】むかしむかしあるところに、死体がありました。

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 青柳 碧人
出版社 双葉社
発売日 2019年4月17日
価格 1,430円

昔話に隠された人間の狂気が浮き彫りになる

お化けが出てきたりはせず、どの話も「人間」にスポットが当たってます。読んでいくとどんどん引き込まれていって、読み終わった後に、「人間、怖い…」と思わされます。

実は一話一話が繋がっているような節もあります。そこがまた読みどころですね。昔話によくあるファンタジー要素を生かしながらも、ミステリーとして破綻していないので、読後「良質なミステリーを読んだ」と思えます。

結構分厚いですけど一話完結で読みやすく、元ネタの昔話が分からなくても読めます。

ホラー要素のあるミステリーが読みたいけど、幽霊や怪異系ホラーだと怖くてトイレにもいけないし、夜寝れなくなる…なんて人にも凄くオススメです!

名木トウヤさん/20代/女性