ホラーミステリー小説おすすめ26選&読書家500人ランキング

編集部おすすめ:おすすめのホラーミステリー小説16選

編集部おすすめのおすすめのホラーミステリー小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめのホラーミステリー小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめのホラーミステリー小説16選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

仮面病棟

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 知念 実希人
出版社 実業之日本社
発売日 2014年12月5日
価格 652円

リアリティがあり、鳥肌が立ちっぱなし!

現在の医療行為だったら絶対に違法な事をしている大病院での出来事に、一気に引き込まれるミステリーです!

何故、復讐を誓った登場人物はそれに気がついたのか。犯人捜しをどうやってやったのか。謎が謎を呼ぶ中で、この1人の復讐劇に巻き込まれる人々。

建前だけの恋愛もあったり、””どうして、そこでそれが?””とスピードに乗って一気に読み進められます。

もしかしたらどこかで同じような事が起きてる病院があるかも…?なんて考えたら、鳥肌が立ちっぱなしになること間違いなしの一冊です。

wafu55さん/30代/女性

暗いところで待ち合わせ

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 乙一
出版社 幻冬舎
発売日 2002年4月11日
価格 649円

恐怖とやさしさの奇妙なバランスが心地よい

私のおすすめのホラーミステリーは「暗いところで待ち合わせ」です。

初めのうちは、この先どうなっちゃうの?とヒヤヒヤする場面も多く、テンポ良く物語が進んでいきます。

ところが話が進むに連れて、次第に主人公たちに感情移入していくようになり、この奇妙なホラーがだんだん心地よくなっていきます。

ただのホラーで終わるのではなく、読み終わったあとにほっこりと優しさを感じる物語。奇妙であたたかいホラーミステリー、おすすめの一冊です。

nyakotanuuuさん/30代/女性

六番目の小夜子

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 恩田 陸
出版社 新潮社
発売日 2001年1月30日
価格 693円

一見、学校を舞台にした青春小説なのに、背筋がひんやりとする

高校生の青春をテーマにしているようで、背筋がひんやりとする小説。謎を解いていく過程もあり、怖いけれど面白くおすすめです。

地方の名門校に伝わる奇妙な伝説。見えざる手により「サヨコ」と呼ばれる選ばれし生徒が誕生するその年に、美しく賢い謎めいた転校生・津村沙世子がやってきます。

受験を控えた最後の一年の恋愛や、生徒たちの繊細な心情などが描かれた恩田陸さんのデビュー作です。

読み進めるうちに、きっと誰かに感情移入をしてしまうと思います。

noaa_fbbfさん/40代/女性

むかし僕が死んだ家

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 1997年5月14日
価格 682円

登場人物達の詳細な描写と、後半の怒濤の展開に注目

想像するだけで怖い雰囲気の屋敷を舞台にしています。

登場人物が少ないからこそ、彼らの心情や行動がより細かく書かれていて、怖さが増します。

最後の最後まで分からないことが多いですが、伏線が最後に納得いくように説明されていて圧巻です。さすがは東野圭吾!

タイトルの「僕」が、誰のことをさすのか、読者に委ねられているような気持ちがして、もう一度読み直してみたくなります。

tyamiさん/20代/女性

リカ

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 五十嵐 貴久
出版社 幻冬舎
発売日 2003年10月10日
価格 781円

誰にでも起こり得る些細な出来事により、平凡な日常が壊れていくストーリーに引き込まれる

ホラー小説「リカ」は、古い小説ですがリズムよく一気に読めます。

内容は、妻子を愛する平凡な会社員が、日常に刺激を求め同僚から紹介された「出会い系」に手を出し、取り返しのつかない事件に巻き込まれていくというものです。

誰しも「こんな事になるなんて…」「こんなはずじゃなかった…」という経験があると思いますが、著者はその心理描写を、主人公と相手である女性らしき『なにか』を使い、見事に描き切っています。

その後、続編も出ていますが、著者のデビュー作である本書はおすすめです!

d-suke-kさん/40代/男性

アリス殺し

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 小林 泰三
出版社 東京創元社
発売日 2019年4月24日
価格 814円

不思議の国と現実の世界で起こる殺人事件がリンクするのが面白い

登場人物は、「不思議の国のアリス」に出てくるキャラクター達と、彼らと似た特徴を有した現実世界の人間たちですが、双方の世界でどんどん殺人事件が大きくなります。

アリスの世界では、主人公のアリスが最重要容疑者になりますが、果たして犯人が誰なのか推測しながら読む面白さもあると思います。

最初から事件が起こって盛り上がりますが、特に終盤はもう本当に面白いので、すらすら進むと思います。

私は普段、小説を読む時、途中でつまらないと思ったらやめる派ですが、この本は最後まで楽しく読めました。「不思議の国のアリス」が好きな方は、もっと好きになると思います。

sop3314さん/20代/女性

墓地を見おろす家

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 小池 真理子
出版社 角川書店; 改訂版
発売日 1993年12月17日
価格 616円

読みやすいが作り話っぽくない、体験談のような怖さが秀逸

平和で幸せな日常から始まり、じわじわと怖さ、不気味さが押し寄せる長編小説です。長いですが、最後まで飽きるどころか、続きが気になって一気に読み終えてしまいました。

怪談にはいかにも作り話くさいものもあると思いますが、本作ではそのような違和感や陳腐さを感じませんでした。

この方の小説は、文章は読みやすく親しみやすく、何よりストーリーの進め方も本当に素晴らしいです。小説の中に感情移入していってしまい、「自分ならこうするのに・・・」などと考えながら、最後まで楽しめる作品でした。

しっかりと怖いですが、トラウマレベルではないと思いますので、怖いものに興味があるけど怖すぎるのはちょっと、という人にはストーリーの面白さもあるホラー小説としておすすめの一冊だと思います。

高橋 みのりさん/40代/女性

リング

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 鈴木 光司
出版社 KADOKAWA; 第28版
発売日 1993年4月30日
価格 660円

映画よりももっと恐ろしい

有名な怨霊「貞子」の登場シーンが視聴者の度肝を抜いた、映画・リングの原作です。

映画では原作よりもホラー感が増していますが、原作では「なぜ、どうしてそうなるのか」を具体的に感情移入がしやすいように書かれていますので、一気に読んでしまいたくなります。

映画で見られた方も多いと思いますが、それよりもテンポはゆっくりと行きますので、理解しやすい内容です。登場人物の不可解な言動、不思議な現象、何かがおかしい世界観というものを、文字で表現してくれます。

そしてなにより、最後の最後にもっと恐ろしい事が待っています!

続編が複数ありますので、最後まで読んでホラーの謎を解いてほしいです。

しろとしさん/30代/男性

Another

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 綾辻 行人
出版社 角川書店
発売日 2011年11月25日
価格 748円

独特の世界観と叙述トリックに惹き込まれる!

Anotherはホラー要素強めのミステリーでオススメです。

人が死にやすくなるという怪奇現象…「another」を見つけ出し、現象を止められるのか、ハラハラドキドキが止まりません!

グロテスクなシーンが苦手な人は要注意。

球体関節人形がたびたび登場し、独特の世界観を彩ります。

綾辻行人の叙述トリックに誰もが騙されることでしょう。

なだちさん/30代/女性

火のないところに煙は

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 芦沢 央
出版社 新潮社
発売日 2018年6月22日
価格 1,400円

短編をつなぐ恐怖の根源を感じたとき、その気配にぞっとする!

「火のないところに煙は」は、作家である主人公が小説を書くために怪談を集めるという連作短編です。

バラバラに集められた怪談のため、短編ひとつひとつは違う種類の怪談です。しかし、その怪談の源がひとつにつながっていく気配に、背筋がぞっとするような感覚を覚えます。

特に注目してほしいのは、本の装丁です。読み終わったあとに、ぜひ装丁を見直してみてください。その細かい仕掛けに、また背筋がぞわっとする体験を味わえますよ。

ササキジュウナナさん/30代/女性

背の眼

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 道尾 秀介
出版社 幻冬舎
発売日 2007年10月1日
価格 628円

怖いし、気持ち悪いが気になって次が見たくなる

ミステリー作家で有名な道尾秀介さんが手がけた本格的ミステリー小説です。

個人的には、ミステリーは少し苦手です。生々しい描写など特に苦手。

しかし、なぜかこの作者のミステリー小説は読めてしまうんです。怖いけど、次が気になって、違う意味で寝れなくなってしまいます。

私みたいに、ミステリーが苦手な方でも読みやすい小説です。

北川和美さん/30代/男性

お見世出し

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 森山 東
出版社 角川書店
発売日 2004年11月1日
価格

表紙を裏切らない圧巻の恐怖!

京都を舞台にした3編の短編小説集になっています。どの話もかなり怖いですが、なんと言っても「表紙」が怖いので、ホラーが苦手な人はそもそも手に取ることはない作品だと思います。

それでも見掛け倒しだと思うなら、手にとって読んでみてください。表紙を裏切らない恐怖を体験できます。

この小説は「表紙」がこれじゃなければ、そこまで「怖い」とは思いません。

表紙を見てから読むので恐怖心がかなり刺激されて、普段以上に怖く感じるんだと思います。

sp6t8mf9さん/20代/男性

ミスト

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 Stephen King
出版社 文藝春秋
発売日 2018年5月10日
価格 946円

霧の中から迫る「何か」の恐怖と、狂い始める人間の描写がたまらない

2007年に公開されたハリウッド映画「ミスト」は、ストーリーのオチのあまりの後味の悪さに「史上最高のうつ映画」として、世界中から大絶賛されました。実際、原作者のスティーブン・キング自身も映画を大傑作と評しています。

ある日、未知の生命体らしきものが、霧とともに街を襲います。しかし、あまりにも強すぎる生命体に街の住人はなすすべもありません。

かろうじて生き残った人たちが街のスーパーに立てこもり、抵抗を試みます。それでも、あまりの恐怖の前に、住人たちもしだいに狂ってきてしまう・・・というストーリーです。

ですが、原作小説と映画とでは、肝心のオチが違います。ぜひ、映画と比べながら読んでみてほしい小説です。

morishin4110さん/30代/男性

蜘蛛男

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 江戸川 乱歩
出版社 東京創元社
発売日 1993年2月26日
価格 770円

セオリー通りと見せかけて、読者の盲点を突いた大どんでん返し!

ミステリー小説、即ち探偵小説といえば、日本探偵小説の父・江戸川乱歩でしょう。『明智小五郎シリーズ』『少年探偵団シリーズ』や、ちょっと変わった『人間椅子』などが有名です。

『蜘蛛男』の序盤は、至って普通のミステリー小説です。残虐な事件が起きて、頭のキレる探偵役と犯人との熱い頭脳戦を経て、犯人は捕まり、勝利した探偵役は優雅に紅茶を啜ってめでたしめでたし…。読者の大半はそんな結末を予想するでしょう。

この小説のすごいところは『そこ』にあります。ただ探偵役が謎を解くだけじゃない、最後の大どんでん返しは正に見もの!

一読の価値ありの、長編ミステリー小説です。

mRNA_ATGCさん/20代/女性

神様が殺してくれる

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 森 博嗣
出版社 幻冬舎
発売日 2013年6月27日
価格 1,870円

登場人物が少ない事で謎が深まり、より恐怖を感じる

仲の良い兄弟が1人の美しい青年と出会ってから、平穏な日々が崩れていきます。地理、時間のトリックなどが効果的に使われていて、どんどん謎が深まって行きます。

「登場人物が少ない事」が最大の鍵となるのですが、真相を知った後も考察が捗ります!

登場人物たちの儚さと美しさが、醜さや穢れ、憎悪に変わっていくストーリーに引き込まれます。

読んでいると、人生について考えさせられます。自身では考えが及ばない(知識がない)結末も、勉強になりました。森博嗣先生の独特な世界観があふれる1冊です!

itoxさん/40代/女性

輪廻

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • ミステリー要素:
著者 大石 圭
出版社 角川書店
発売日 2005年12月1日
価格

いくつもの要素が徐々に交わっていく不思議な感覚と、ラストに分かる予想外の真相!

私のお勧めは「輪廻」です。「輪廻転生」を題材としており、「過去」と「現代」の2つの時間軸で描かれています。

本作は複数の人物の視点で描かれていますが、女優を目指し、あるオーディションに参加する杉浦渚を中心にストーリーが動いていきます。

そして、次第に周囲の人物と過去の凄惨な事件が絡み合っていく、不思議かつ不気味な真実が浮かび上がっていき、一つのストーリーが出来上がります。

複数人物の視点から物事を俯瞰的に把握し、先の展開を予想する面白さと、その予想を裏切ってくるラストに注目です!

茶渋さん/20代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめのホラーミステリー小説では、1位は『黒い家』、2位は『容疑者Xの献身』、3位は『ぼぎわんが、来る』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶおすすめホラーミステリー小説26選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月23日~06月07日
回答者数:500人