編集部おすすめ：おすすめの青春ミステリー小説20選
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめの青春ミステリー小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶおすすめの青春ミステリー小説20選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ！
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 西尾 維新 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2008/4/15 |
| 価格 | 968円 |
王道のようで一風変わった作風と、独特の文体がクセになる
私がハマった青春ミステリー小説は、西尾維新先生の「戯言シリーズ」です。特に、1作目の「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」は是非お勧めしたいです！
19歳の大学生「いーちゃん」が、絶海の孤島で殺人事件に巻き込まれ、それを孤島に招待された客人たちとともに解決していくというものです。
これだけを聞くとミステリー小説ではお決まりの展開、といった感じですが、物語が進むにつれて明かされるトリックや、なんといっても西尾維新先生の独特の文体がクセになるのでとても引き込まれます。
事件が発覚する描写についても、事件自体はグロテスクなものなのですが、ポップな文体と表現、そして物語のテンポが良いので重苦しい雰囲気もなくサクサクと読みすすめることができます。
また、主人公の「いーちゃん」とヒロインの「玖渚友」の、特殊な関係性にも目が離せません！
kane5n1129さん/20代/男性
冷たい校舎の時は止まる
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 辻村 深月 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2007/8/11 |
| 価格 | 1,045円 |
ミステリーとホラー、青春という意外な組み合わせに惹かれる
雪の降る中、学校に閉じ込められる8人の高校生が、一人また一人と消えていくサスペンス的な展開が興味を引く内容になっています。
明らかに現実離れした状況で、ホラーを取り入れた展開と、心の中に抱えた生々しい青春像との意外な組み合わせに惹かれた一冊です。
手に取るのをためらうくらいの分厚さで上下巻あり、かなりのボリュームなんですが、面白くて一気読みしたくなるおすすめ小説です。
kazu198さん/50代/男性
いなくなれ、群青
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 河野 裕 |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2014/8/28 |
| 価格 | 693円 |
ラブストーリーとミステリーの融合が面白く、様々な角度から楽しめる！
青春ミステリー・「階段島」シリーズの一つである「いなくなれ、群青」をおすすめします。
学園もの、ミステリーものでありながら、主人公と幼馴染の2人の恋愛模様も描かれており、様々な角度から楽しめる小説です。
時間がたって読み返すと、また自分の感じ方も違っていて、何度読んでも楽しめる小説だと思います。
nozaki111さん/30代/女性
春期限定いちごタルト事件
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 米澤 穂信 |
|---|---|
| 出版社 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2004/12/18 |
| 価格 | 638円 |
視点を変えれば日常には事件があふれている！と思える新しいミステリー
日常ミステリーの原点ともいえる、米澤穂信先生の「春期限定いちごタルト事件」をおすすめします！
高校生の主人公たちが、「学校で財布がなくなった！」等の、殺人ではないものの、登場人物たちにとっては大事件ともいえる日常的なミステリーを解決していく作品です。
お互い、心にアブない「獣」を飼っている主人公とヒロインの、ほのぼのとした会話ながら不思議な緊迫感のあるやり取りも必見です。
短編なので、短時間にサクッと読めることも魅力の一つだと思います。
かおりこさん/20代/女性
体育館の殺人
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 青崎 有吾 |
|---|---|
| 出版社 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2015/3/12 |
| 価格 | 858円 |
アニメオタクにシンパシーを感じる人や、ちょっと変わった探偵役が好きな人におすすめ
青崎有吾さんの「体育館の殺人」がおすすめです。ミステリーとしては王道ながら、学校を舞台とした珍しい殺人事件が起こります。
主人公は、学校一の天才で部活棟に住み着く風変わりな男子高校生「裏染天馬」に、この事件を解いて欲しいと依頼します。
彼は面倒くさがりながらも、趣味のオタクグッズの軍資金のために依頼を受けます。探偵役がアニメオタクと言う少し変わっているところや、アニメオタクならクスッと笑ってしまうような、小ネタが盛り込まれた作品です。
しかし内容は本格的なミステリーで、しっかりと読めば犯人を見つけられるようになっているところがおすすめです。
嶋木さん/20代/女性
アキハバラ@DEEP
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 石田 衣良 |
|---|---|
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2006/9/5 |
| 価格 | 847円 |
冴えない主人公達が、特技を生かしてトラブルを解決していく姿が爽快
「アキハバラ@DEEP」をオススメします。
何度か映像化されていますし、池袋ウエストゲートパークシリーズの著者の作品ということもあり、読みやすさ・テンポの良さは折り紙付きです。
学校の部活や学生生活に馴染めない主人公たちが、特技を生かし秋葉原でのトラブルを解決していく姿は爽快です。
megaryu3さん/30代/男性
和菓子のアン
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 坂木 司 |
|---|---|
| 出版社 | 光文社 |
| 発売日 | 2012/10/11 |
| 価格 | 734円 |
和菓子の知識も得られるほんのりロマンチックな内容に心が洗われる
和菓子と一言で言っても色々種類があり、茶道で使われる上生菓子には様々な意味合いを込めたものが多くあるようです。
お菓子を買っていくお客さんたちが、どんな気持ちでこのお菓子を買うのかを、従業員で謎解きしていく姿が微笑ましく、勉強にもなります。
主人公とお店の先輩（イケメンで可愛い物好き）の、恋愛になりそうでならない絶妙な距離感にこちらが焦れてしまう面白い作品です！
pinkmix0825さん/30代/女性
氷菓
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 米澤 穂信 |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2001/10/28 |
| 価格 | 572円 |
謎解きも日常も楽しめる青春学園ミステリー
「氷菓」は米澤穂信さんの推理小説です。ミステリー要素だけでなく、学園の日常が描かれた青春も楽しめる内容です。
何事にも消極的な主人公が、好奇心旺盛なヒロインと出会ったことで少しずつ変わっていく様子に、ほっこりした気持ちを感じられます。
日常に潜む謎を解いていくまでに張られている伏線も多く、推理物としてもとても面白い、素敵な作品です。
kgc9625さん/20代/女性
暗黒女子
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 秋吉 理香子 |
|---|---|
| 出版社 | 双葉社 |
| 発売日 | 2016/6/16 |
| 価格 | 672円 |
可憐な女子高生たちの真っ黒な腹の中に驚愕する
舞台はミッション系女子校。そこに通う学園の創設者の娘、白石いつみの死について、彼女と同じ文学サークルに所属する1年から3年の女子高生達が、各々自作の小説を通じて真実を解き明かしていきます。
女子高という閉鎖された空間での事件。それだけでも怪しい匂いがプンプンしてきて、登場人物たちのバックボーンに、清く正しいイメージを覆されます。
驚きのラストにも注目です！
tutumari11140224さん/30代/女性
様々な感情に押しつぶされそうになりつつ、真相に迫る主人公に胸を打たれる
私がオススメする青春ミステリーは、東野圭吾さんの「同級生」です。
交通事故である日突然亡くなった同級生・由希子のお腹に宿っていた命が自分の子だと知った主人公・荘一。
様々な感情に押しつぶされそうになりながらも、事件の真実を探し当てようとする荘一の姿に胸を打たれます。
読み応えのあるミステリーなので、東野圭吾さんの作品が好きな方だけでなく、全ての人におすすめです！
minamu5775さん/20代/女性
モダンタイムス
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 伊坂 幸太郎 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2011/10/14 |
| 価格 | 748円 |
ミステリアスな事件が様々な角度から検証されていき、不思議な感覚になる
伊坂幸太郎さんらしい、とてもミステリアスな事件から始まります。
そこに青春世代の子達の思いや行動が混じる事で、事件が解決に向かっていきます。どんどん先が気になり、一気に読み進めてしまいます。
様々な年齢層の登場人物の視点が混ざることで、ミステリアスな事件が様々な角度から検証されていき、不思議な感覚になりました。
感動できる要素もあり、おすすめです。
hat180531さん/20代/男性
話術や文章構成が巧みで、読んでいて愉快になる
主人公はごく普通の男子中学生。ある日、謎の人物から母親に莫大な遺産が贈られたことで、平和な家庭は一変します。周囲の態度が変わったり、知らない人から脅迫されたり、挙句の果てに、母親の過去を疑った父親が家出してしまいます。
主人公は現状を打破するため、親友と共に真相を探り始めますが・・・。
宮部みゆきさんの小説は話術や文章構成が巧みで、読んでいて愉快になります。
主人公がどんなふうに謎を解くのかが見所です。
MioMickさん/40代/女性
消失グラデーション
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 長沢 樹 |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA/角川書店 |
| 発売日 | 2014/2/25 |
| 価格 | 748円 |
学生ならではの青春劇が切なく、ミステリーとしても純粋に面白い
学校の屋上から転落した少女が、いつの間にか消えてしまった！？という謎に、高校生たちが挑みます。
学生ならではの青春劇で、それぞれ心に抱えている傷なんかも描かれて、時々切ない気持ちにさせられます。
トリックは最後まで分からず、びっくりでした。ミステリーとしても、純粋に面白い作品です。
nozaki111さん/30代/女性
「マツリカ」シリーズ
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 相沢 沙呼 |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 2012/3/1 |
| 価格 | – |
女王様気質のマツリカさんが披露する鮮やかな謎解きが魅力的！
青春ミステリーと言えば、相沢沙呼さんの「マツリカ・マジョルカ」をおすすめしたいです。
冴えない学校生活を送る主人公・柴山祐季と、学校近くの廃墟に住む謎の女子高生マツリカさんが繰り広げる謎解きが、非常に面白い小説です。
私が初めて読んだ青春ミステリーなのですが、とても読みやすく、中学生くらいの方でも楽しんで読めるのではないかと思います。もちろん、大人が読んでもその面白さが褪せることはありません！
続編「マツリカ・マハリタ」「マツリカ・マトリョシカ」の二冊も出ているので、併せて読むとさらに楽しむことができると思います。
murotaさん/20代/女性
いつか、眠りにつく日シリーズ
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | いぬじゅん |
|---|---|
| 出版社 | スターツ出版 |
| 発売日 | 2016/4/28 |
| 価格 | 627円 |
ミステリーと恋愛のバランスが最高で、日々の「当たり前」がいかに有難いか、深く実感できる
私が高校一年生の時の本屋でたまたま見つけた作品が、「いつか眠りにつく日」です！
この作品の一番のポイントは、日々の「当たり前」がいかに有難いか、深く実感できるところです。
女子高校生の主人公が死んでしまうところから物語は始まり、死後の世界で体験する様々な出来事を通して成長してゆく姿や、生前の日常では忘れてしまいがちな、「当たり前」への感謝、思いを伝える大切さを改めて認識できます。
ミステリー要素と恋愛要素、どちらも非常にうまく組み込まれており、登場人物も一人一人が魅力的な作品です！
ラストシーンは、特に良い意味で読者の期待を裏切ります。
hide0329lifeさん/20代/男性
放課後はミステリーとともに
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 東川 篤哉 |
|---|---|
| 出版社 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2013/10/4 |
| 価格 | 681円 |
エアコンみたいな名前の女子高生が、事件解決に挑む様子が面白い
「謎解きはディナーのあとで」の東川篤哉氏のミステリーです。
主人公・霧ヶ峰涼が、その名前から事件やトラブルを起こしつつ、石崎先生のヒントを手掛かりに事件解決に挑む様子が面白いです。
みすみす犯人を見逃していたことを先生にやんわり指摘され、「あいたー」となるのですが、颯爽とした立ち回りがかっこいいです。
キャラの濃い探偵部部員がいい味わいを添えています。
かおりこさん/40代/女性
人が死なないので気楽に読め、高校生たちの悩みが昔の自分とすごく重なる！
私が高校生の時からずっと読み続けている本です。日常の謎を題材にしたミステリーに少しほっこり…。
性格も育ってきた環境もちがう高校生たちが、天文部を通してスパイとなり、夜を共に過ごす姿は憧れます。こんな高校生活を送りたかった!
それぞれの個性的な登場人物から語られる物語は、とても読み応えがあります。
人が死なないミステリーなので、あまり難しいことを考えずに読める小説です。
senshinさん/20代/女性
スノーフレーク
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 大崎 梢 |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 2011/7/23 |
| 価格 | 565円 |
悲しい初恋のミステリーかと思いきや、衝撃のラストを通して、とても優しい気持ちになれる
一家心中事件で行方不明になった幼なじみの少年を巡る、青春ミステリーです。
過去の真相が徐々に明かされていき、後半からは結末が早く知りたくて一気読みしました。
ヒロインの幼なじみに対する気持ちが恋なのかどうなのか、いまいちハッキリしない印象がありましたが、ラストに明かされる衝撃の事実で「あーなるほど！」と綺麗に謎が解けました。
怖くて切なくて悲しくて、だけど最後にはとても優しい気持ちになれる物語でした。
cakmady33さん/30代/女性
殺人よ、こんにちは
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 赤川 次郎 |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 1984/6/1 |
| 価格 | – |
思春期の少女の心の変化や葛藤に切なくなる
中学生の女の子が母親の愛憎劇に巻き込まれます。
子どもというほど純粋ではなく、大人ほど強くもあきらめてもない思春期の少女の心の変化や葛藤に切なくなりました。
こんな風に人の心が「悪」へと転んでしまうのか、彼女のしたことは本当に「悪」なのか、読んだ当時、主人公と同じくらいの年頃だったので、その後彼女がどうなってしまうのか不安に思いました。
また、殺された男性は死ぬまでの時間に何を思ったのだろう、と底知れぬ恐怖を感じました。
暗い文体ではなく、一つの文章が長くないので、リズムよく読めてお薦めです。
hiromealさん/40代/女性
パラレルワールド・ラブストーリー
- 読み応え度 ：
- 青春要素 ：
- ミステリー要素：
| 著者 | 東野 圭吾 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 1998/3/13 |
| 価格 | 825円 |
読後感がとてもすっきり！
主人公と親友、親友の彼女がメインキャラクターですが、章ごとに記憶を操作する前の世界と操作した後の世界とが交互に描写されていて、つじつまの合わない部分が出てきます。
それら2つの世界の矛盾が、どういった背景で生じているものなのか、最後にすべてわかります。
読後感がとてもすっきりとした一冊です。
Green283さん/30代/女性
まとめ
読書家500人が選ぶおすすめの青春ミステリー小説では、1位は『夜のピクニック』、2位は『イニシエーション・ラブ』、3位は『ネバーランド』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、ミステリー好き500人が選ぶおすすめ青春ミステリー小説30選＆人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
おすすめの青春ミステリー小説アンケートの詳細
| 第1位（62票） | 夜のピクニック |
|---|---|
| 第2位（33票） | イニシエーション・ラブ |
| 第3位（28票） | ネバーランド |
| 第4位（25票） | 屍人荘の殺人 |
| 第5位（25票） | ソロモンの偽証シリーズ |
| 第6位（23票） | 謎解きはディナーのあとでシリーズ |
| 第7位（21票） | 風の歌を聴け |
| 第8位（20票） | ぼくは明日、昨日のきみとデートする |
| 第9位（18票） | アヒルと鴨のコインロッカー |
| 第10位（16票） | 青の炎 |
| その他（229票） | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法：インターネット調査調査期間：2021年07月22日～08月06日回答者数：500人